略奪愛、裏切り連発の仁義なき世界…!?入り組んだティーンたちの関係性で「コブラ会」をおさらい
大喧嘩の末に和解するオタクの親友コンビ、ホーク&ディミトリ
この4人以外にも多くのキャラクターたちの友情が、道場の対立によって厄介なことになっている本作。なかでも印象的なのがイーライ(ジェイコブ・バートランド)とディミトリ(ジャンニ・ディセンゾ)の関係だ。無口なイーライとおしゃべりなディミトリは、もともと転校してきたミゲルを食堂の席に招いてあげるオタク仲間だったが、ミゲルの誘いでそろってコブラ会に入会。
口の傷を理由にいじめられていたイーライは、モヒカンヘアへと大胆なイメチェンで“ホーク”として生まれ変わりミゲルに次ぐ実力者と化すが、仲間を舎弟扱いするなど悪い方向に自信満々になり、クリーズの洗脳で凶悪化。一方のディミトリは、ジョニーの配慮のない発言や暴力的な指導に音を上げ、即座にコブラ会を退会するが、変わってしまったホークに反撃するために穏やかな教えのミヤギ道へと鞍替えをする。
コブラ会の悪いレビューをディミトリがネットに上げたことを機にホークがディミトリを襲撃すると、2人は本格的に反目し合い、ディミトリが大勢の前での暴露話でホークを嘲笑えば、ホークはディミトリの腕を折るなどヒートアップ。
しかしホークは、ある襲撃事件で、かつての友人たちの惨状を目の当たりにし心変わり。ディミトリに謝罪すると、コブラ会を抜け、親友の所属するミヤギ道で仲良く再スタートを切ることになった。
シーズン6ではついに子ども全員がひとつに?
これまでに紹介したキャラクターたちがシルバーの悪事を暴き、コブラ会の子どもたちを洗脳から解くという活躍が描かれたものの、ラストにはシルバーにハメられ獄中にいたクリーズが脱獄するという不穏な後味も残したシーズン5。
シーズン6の予告では、子どもたちがミヤギ道の庭道場で稽古に励む様子が描かれており、前述のメインどころに加え、コブラ会で闇落ちしたケニーやイーグルファングからコブラ会へと移った実力者デヴォンといったキャラクターたちの姿も。最強の布陣で世界大会に臨むことになるようだ。
それと同時にトリーとサムがまたもや揉めている様子も確認でき、「コブラ会」名物であるティーンたちの一悶着がさらなる波乱を呼んでしまうのか?大いに気になるところだ。
文/サンクレイオ翼