壮絶なカーアクションや高所落下を疑似体験!?「すでにまた観たい!」MX4Dとの相性抜群な『フォールガイ』を体感してみた
アクション映画を陰で支える隠れた主役、スタントマンの“リアル”が熱い!
『ジョン・ウィック』(14)を共同で手掛け監督デビュー(クレジット上は製作総指揮)。その後もシャーリーズ・セロン主演の『アトミック・ブロンド』(17)や「ワイスピ」「デッドプール」など人気シリーズを手掛け、アクション映画を牽引する人気監督になったリーチ。「テンポのよさと映像の魅せ方、ユーモアがミックスしてすてきだと思います」(50代・女性)、「アクションシーンの豊富さ!車でもボートでもヘリでもいろんなアクションがあってまったく飽きない!」(30代・女性)とコメントにあるように、スリルと笑いを盛り込みながら“映える”見せ場を繰りだす手腕は本作でも健在だ。
そんなリーチにとって本作は古巣であるスタント界の物語。劇中のセリフにもあるが、アカデミー賞にはスタント部門がないためスタントマンは表舞台に立つ機会がないのが現実。それでも命を張って奮闘する彼らの心意気を描いた本作は、名もなきヒーローたちへのエールと言える。そんな熱い想いに心を打たれたという声も多かった。
「普段は裏方に徹しているスタントマンの心情や奮闘を描いている」(20代・男性)
「スタントマンの現場を熟知しているからこその、説得力のあるアクションシーンが見られる」(40代・女性)
「映画のエンドロールではとびきり目立つ形でお名前をクレジットしてほしいなと思いました」(30代・女性)
劇中に、スタント成功後に親指を立てるサムズアップの仕草をジョディが揶揄するくだりがある。しかしそれは「やったぜ!」ではなく、「俺は無事だ」という周囲への合図なのだとか。ほかにもスタント界の用語や慣習が紹介され、映画ファンのトリビアとして楽しめるのもポイントだ。「サムズアップについて言及するシーンは心に響いた」(20代・男性)とのコメントも届いたが、本作を観て映画の見方が変わった人もいたようだ。
「当たり前の存在で注目することもなかったが、スタントマンがいてこそのアクション映画ということを改めて認識し、とても尊敬の念を感じた」(30代・女性)
「印象に残る派手なアクションシーンには、スタントマンがなくてはならない存在だと改めて思いました」(30代・女性)
「今後クレジットでスタントマンの名前が流れてきたら、映画のために文字どおり身を捧げた彼らに、いままでよりもう少しだけ思いを馳せようと思います」(10代・男性)
街中から海岸、砂漠地帯と多彩なロケーションのなか、次々に超絶アクションを繰りだす本作はサマーシーズンにぴったりの爽快エンタテインメント。スタントマンをはじめ映画作りに全力で挑む人々の熱きドラマと共に、スクリーンでその魅力を体感してほしい!
構成・文/神武団四郎