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7分半ワンカットに2大スターのタッグまで、デヴィッド・リーチ監督が生みだした超絶アクションを振り返る

コラム

7分半ワンカットに2大スターのタッグまで、デヴィッド・リーチ監督が生みだした超絶アクションを振り返る

ギネスも更新!スタントマン4人体制による『フォールガイ』の超絶アクション

スタントマンを題材としたアクションの裏側がわかるような一幕も(『フォールガイ』)
スタントマンを題材としたアクションの裏側がわかるような一幕も(『フォールガイ』)[c]2023 Universal Studios. All rights reserved.

そして監督最新作となる『フォールガイ』は、1980年代のテレビドラマ「俺たち賞金稼ぎ!!フォール・ガイ」をリメイクした1作。「視覚効果も取り入れているが、本作のスタントはすべて実際に身体を使って行われた。ある意味忘れられた技術になってしまったスタントを取り入れ、業界の精神に忠実なアクションを観客に見せたかった」とリーチ監督が語るようにスタントへの愛が詰まった1作だ。

元カノの初監督作を救うべくコルトは主演俳優の捜索に奮闘する(『フォールガイ』)
元カノの初監督作を救うべくコルトは主演俳優の捜索に奮闘する(『フォールガイ』)[c]2023 Universal Studios. All rights reserved.

大ケガを負い一線を退いていたスタントマンのコルト(ライアン・ゴズリング)は、いまも未練たらたらの元カノ、ジョディ(エミリー・ブラント)の初監督作で久々に現場復帰するが、長年身代わりを務めてきた主演のトム(アーロン・テイラー=ジョンソン)が突如、行方をくらましてしまう。スタントマンとしての復活、なによりジョディとの復縁をねらうコルトは彼女のためにトムの行方を追うが、そこには危険な陰謀が渦巻いており…。

走る車の下にしがみつく超危険なアクションも!(『フォールガイ』)
走る車の下にしがみつく超危険なアクションも!(『フォールガイ』)[c]2023 Universal Studios. All rights reserved.

スタントマンを主人公としただけあって、ゴズリングのスタントマンには選りすぐりの4人を起用。格闘はこの人、パルクールならこの人、落下はこの人といった具合にそれぞれが得意とするジャンルで実力を存分に発揮している。


なかでもスタントドライバーのローガン・ホラデイは「キャノンロール」と呼ばれる車を回転させるスタントで、『007/カジノ・ロワイヤル』(06)の持つ7回転の世界記録を上回る8回転半を記録し、ギネス記録を樹立。記憶にも記録にも残る偉業を達成してみせた。

そのほかにも超超超高所からの落下など、観ていて息を呑むような規格外のアクションがオンパレードとなっている『フォールガイ』。ぜひ劇場で人間業とは思えない超絶シーンの数々を楽しんでほしい。

文/サンクレイオ翼

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