「号泣してしまった」13人完全体での鬼気迫るステージ『SEVENTEEN TOUR ‘FOLLOW' AGAIN TO CINEMAS』をCARATライターがレビュー!
「やっぱりSEVENTEENは“最高で最後のアイドル”だと確信」
本作はソウル公演本編をメインに、リハーサル中の様子や、スタジアムを見渡して「ついにここまで来たんだね」とメンバー同士で感慨深く話すシーンなども収録されている。また、一人ずつCARATへ向けて気持ちを伝えた挨拶シーンもダイジェストで流れるのだが、涙なしには見られなかった。号泣してしまった。その内容をここで書くのはあまりにも野暮な気がするので、書かずにいたい。ぜひ挨拶のシーンは、メンバーの想いを一つ一つ大事に噛み締めながら観ていただきたいなと思う。「なぜこんなにも私たちはSEVENTEENが好きなのか?」その理由が全て詰まっている。
そしてもちろんラストは、SEVENTEENライブ恒例の「VERY NICE」を何度も繰り返して歌う“無限アジュナ”!やっぱり“無限アジュナ”は最高に楽しい!映画館で観ていることを忘れて、立ち上がって飛び跳ねたい衝動に駆られた。CARATはもちろん帰りたくないが、SEVENTEENも全然帰る気がないのが嬉しい。CARATと一緒にいつまでもライブを楽しんでくれる彼らを見ていると、やっぱりSEVENTEENは“最高で最後のアイドル”なんだと確信する。
10月からは新たなワールドツアー「SEVENTEEN[RIGHT HERE] WORLD TOUR」を開催予定のSEVENTEEN。しかし、残念ながらJEONGHANは兵役のため、JUNは中国で俳優活動を行うためツアー不参加であることが発表された。だからこそ余計に、13人完全体で行われた「‘FOLLOW’ AGAIN」ツアーを、こうしてまた映画館で堪能できるのがありがたい。もちろん新しい姿を見せてくれるであろう新しいツアーも本当に楽しみなのだが、正直まだ、現実を受け入れられず寂しい気持ちでいっぱいのCARATも多いはず。筆者もその一人だ。だけどいまこのタイミングで、映画館で13人完全体のライブを思いっきり楽しむことで、気持ちの整理がついて、心が少し軽くなるのではないだろうか。筆者も映画が公開されたら絶対にもう一度観に行こうと思っている。次は、メンバーたちも実際に体験して絶賛していたULTRA 4DXでぜひ観てみたい。
文/紺野真利子