『ラストマイル』が2週ぶりに首位返り咲き!好調の実写オリジナル邦画に、国内アニメ映画が猛追
『トランスフォーマー/ONE』と『あの人が消えた』も初登場!
さて、三谷幸喜監督の『スオミの話をしよう』は週末3日間で動員17万3000人、興収2億4500万円を記録し3位にランクダウン。前週対比は動員・興収ともに55%と、作品評価の伸び悩みも相まって少々苦戦を強いられているようだ。祝日までの公開11日間の累計成績では、動員81万人&興収11億円を突破。まずは動員100万人の大台に到達させることがカギとなるだろう。
先に紹介した国内アニメーション作品以外に、2作品が初登場を果たした。8位にランクインしたのは、世界的大ヒットシリーズ「トランスフォーマー」の最新作で、シリーズのはじまりを3DCGで描いた『トランスフォーマー/ONE』(公開中)。オリジナルではクリス・ヘムズワースとスカーレット・ヨハンソンが、日本語吹替え版では中村悠一と木村昴、吉岡里帆が声を務めるなど、声優陣の豪華さが話題を集めているようだ。
そして10位には「ブラッシュアップライフ」を手掛けた水野格監督がメガホンをとり、話題作への出演が相次ぐ高橋文哉が主演を務めたミステリー『あの人が消えた』(公開中)がランクイン。上映館数は157館と、ほかの作品よりも少なめながら大健闘。ここでも国内のオリジナル実写映画の勢いを感じることができる。
以下は、1~10位までのランキング(9月20日〜9月22日)
1位『ラストマイル』
2位『劇場版 オーバーロード 聖王国編』
3位『スオミの話をしよう』
4位『わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー! ドキドキ・ゲームの世界で大冒険!』
5位『五等分の花嫁*』
6位『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge ㏌ CINEMA』
7位『インサイド・ヘッド2』
8位『トランスフォーマー/ONE』
9位『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM 特別版』
10位『あの人が消えた』
今週末は、ティム・バートン監督の5年ぶりの長編最新作となる『ビートルジュース ビートルジュース』(9月27日公開)、鬼才ヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンが3度目のタッグを組んだ『憐れみの3章』(9月27日公開)、黒沢清監督が菅田将暉を主演に迎えたサスペンススリラー『Cloud クラウド』(9月27日公開)などが控えている。
文/久保田 和馬