松重豊の“もぐもぐ姿”にファン歓喜!『劇映画 孤独のグルメ』釜山国際映画祭に登壇、サプライズ発表も

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松重豊の“もぐもぐ姿”にファン歓喜!『劇映画 孤独のグルメ』釜山国際映画祭に登壇、サプライズ発表も


オープンシネマ部門として上映される今回がワールドプレミアとなる本作。世界で一番最初に作品を鑑賞する観客を前に、松重が「こうしてみなさんの前でお披露目することができるのが本っ当にうれしいです!みなさんの反応をこれからの励みにしたいと思います!」と喜びの気持ちを語るなか、あるサプライズ発表が。大人気ドラマ「梨泰院クラス」にて、主人公の因縁の相手であり、飲食業界のトップに君臨する大企業「長家(チャンガ)」の会長、チャン・デヒを熱演したユ・ジェミョンがステージに登場。なんと、本作に特別出演していることが登壇をもって解禁となった。

ユ・ジェミョンに熱烈な出演オファーを送ったという松重
ユ・ジェミョンに熱烈な出演オファーを送ったという松重[c]2025「劇映画 孤独のグルメ」製作委員会

「この作品を愛してくれる方が韓国にたくさんいること知り、劇映画にする上で韓国を大きな舞台として考えたいと思いました。シナリオを考える上で、言葉の壁を越え、友情が芽生える作品にしたいと思った時に、この人しかいないと恋焦がれて出演していただきました」と、ジェミョンの出演を熱望していたことを明かす松重。一方のジェミョンも、「『孤独のグルメ』は独特で、愉快で、素敵な作品だと思って楽しく見ていました。だから本作のオファーをもらったことに非常に驚いたけれど、感謝の気持ちで受けることにしました」と話し、「撮影中も松重さんは親切に説明してくれて、幸せな思い出になりました」と出演への想いを熱く語っていた。

【写真を見る】松重が「ユ・ジェミョンさんにご飯をご馳走してもらいました!」とお礼を伝える微笑ましい場面も
【写真を見る】松重が「ユ・ジェミョンさんにご飯をご馳走してもらいました!」とお礼を伝える微笑ましい場面も[c]2025「劇映画 孤独のグルメ」製作委員会

続けて、松重が「ユ・ジェミョンさんにご飯をご馳走してもらいました!」とお礼を伝える場面では会場からも歓声が。最後の挨拶でジェミョンは「今日は釜山に着いてすぐミルミョンを食べ、明日の朝はデジクッパを食べる予定です。釜山はまさに美食家の街だと思います。みなさんの幸せな笑顔を見ることが出来てうれしいです」と、釜山グルメに絡めた感想をお茶目にコメント。そして、松重からは「食べ物を通して、人と人との心の触れ合いや愛情を感じてもらえる作品にしたつもりです。でも、気持ちが温かくなったけれど、『孤独のグルメ』らしくお腹がすいた!という作品にしたいとも思っています。きっと観終わった後はお腹がすくと思うので覚悟してください!」と松重節を効かせたユーモラスな言葉で締めくくっていた。

『劇映画 孤独のグルメ』への出演がサプライズ発表された「梨泰院クラス」のユ・ジェミョン
『劇映画 孤独のグルメ』への出演がサプライズ発表された「梨泰院クラス」のユ・ジェミョン[c]2025「劇映画 孤独のグルメ」製作委員会

映画祭公式行事の合間に釜山を観光していた松重は、2020年にオープンした韓国南部、海雲台(ヘウンデ)のLCTランドマークタワー内にある人気展望台「釜山 X the sky(プサン・エックス・ザ・スカイ)」を訪問。釜山で1番目に高いこの展望台は、標高441.6メートル、100階建てのフロアから釜山の海や山、市街地を一望できる人気スポットだ。展望台から望む絶景を眺めたり、床が強度ガラスで作られた「ショッキング・ブリッジ」の上から、地上を見下ろしたりと、釜山の新名所を楽しんでいた。

映画祭公式行事の合間に釜山を観光していた松重
映画祭公式行事の合間に釜山を観光していた松重[c]2025「劇映画 孤独のグルメ」製作委員会

また、韓国を代表するビーチ「海雲台ビーチ」も訪れ、つかの間のリラックスタイムを堪能。そして、「孤独のグルメ」と言えば欠かすことができないのは、やはり美味しい料理。海雲台ビーチの近くにある市場「海雲台伝統市場」にも足を運んでいる。この市場は、1910年代に発祥したとされる歴史の古い市場。「まずは胃袋の意見を尊重したい」という五郎のように、食べてみたい料理を探し求め、新鮮な食材や出来立ての惣菜の並ぶ屋台や、韓国伝統料理を味わえるお店が立ち並ぶ市場内を散策する。最終的にはムルトックという餅をおでんの出汁で煮た釜山名物料理や、市場でも人気のハチミツをかけたアイスなど、釜山グルメを存分に満喫していた。

釜山のグルメも堪能
釜山のグルメも堪能[c]2025「劇映画 孤独のグルメ」製作委員会

今回サプライズで出演が発表されたユ・ジェミョンが演じるのは、韓国領に迷い込んだ五郎の入国手続きを行う韓国入国審査官。五郎の物語に、いったいどのように関わり、彼を振り回すのだろうか?

そして、ユ・ジェミョンに加えて、すでに出演が発表されている内田有紀、磯村勇斗、村田雄浩、塩見三省、杏、オダギリジョーの総勢7名の豪華キャスト陣が総出演する90秒の最新予告映像も解禁に。

千秋(杏)と一郎(塩見)から“スープ探し”の依頼を受け、フランス、韓国、日本と世界中を駆け巡ることになる様子が映し出される。さらに、長崎・五島列島も舞台になることが明かされるのだがなにやら雲行きは怪しく…。「おかしいな…。これはちょっとマズイな…」というセリフからも五郎に最大の危機が訪れることがわかる内容となっている。五郎にどんな危険が降りかかるのか?ただのスープ探しの旅ではなかったのか?


スケールアップした吾朗の旅とグルメが描かれる『劇映画 孤独のグルメ』。さらなる続報と共に年始の公開を心待ちにしたい。

文/平尾嘉浩

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