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マッコールの表情と殺しのテクニックで会場が一体に!BLACKHOLEが『イコライザー THE FINAL』を語る上映イベントに潜入

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マッコールの表情と殺しのテクニックで会場が一体に!BLACKHOLEが『イコライザー THE FINAL』を語る上映イベントに潜入

“殺し”のたびに拍手喝采!「マッコールさんは全部顔で語ってくれる!」

冒頭からシチリアのワイナリーでマフィアを叩きのめしたマッコールさん(写真は『イコライザー THE FINAL』より)
冒頭からシチリアのワイナリーでマフィアを叩きのめしたマッコールさん(写真は『イコライザー THE FINAL』より)[c]Everett Collection/AFLO

そうして始まった『イコライザー THE FINAL』の本編上映。まずは、シチリアのワイナリーに“仕事”のためにやってきたマッコールが、楽な手応えで地元のマフィアを叩きのめすシーンから幕を開ける。マフィアのボスが帰ってくると、建物のいたるところに転がった部下たちの死体を目撃。てらさわ曰く「お葬式の案内みたい」に廊下脇や廊下の角にある死体をたどっていった先に、悠々と座っているマッコールの姿が。

そのあまりにも陰惨な殺しのテクニックに大盛り上がりの3人が「怖い」と声を揃えるのは、マーセロ・ザーヴォスが手掛けた音楽。ハリー・グレッグソン=ウィリアムズが担当した前2作と打って変わり、ホラーっぽさを全面に押し出した音楽に乗せ、“9秒”で敵を殲滅させるファーストアクションが展開。高橋は思わず手を叩いて「これだけで大満足。ひとクライマックスありましたね」と笑みをこぼす。そしてボルテージが最高潮に達したタイミングで画面にタイトルが映ると、会場中から大きな拍手が湧きあがった。

海岸沿いの町にすっかり馴染んだ矢先、不穏な影が近付いてくる(写真は『イコライザー THE FINAL』より)
海岸沿いの町にすっかり馴染んだ矢先、不穏な影が近付いてくる(写真は『イコライザー THE FINAL』より)[c]Everett Collection/AFLO

ワイナリーでボスの孫に背中を撃たれて負傷したマッコールは、気がつくとアマルフィ海外に面した町の医師エンゾ(レモ・ジローネ)に助けられていた。映画の中盤までは、傷を負ったマッコールが杖をついて町を散策するシーンが続くのだが、画面いっぱいに映される風光明媚なロケーションにはBLACKHOLEの3人も「いいところだなあ」と見惚れてしまうほど。

そんな穏やかな町に少しずつ近寄る危険な気配と、それに気がつくマッコール。町の人々を苦しめるマフィアの下っ端マルコ(アンドレア・ドデーロ)に静かに圧をかけたり、町にやってきたCIA捜査官のエマ・コリンズ(ダコタ・ファニング)に眩しい笑顔を向けたり、その多彩な表情の変化に、高橋は「マッコールさんは全部顔で語ってくれる!」と大はしゃぎ。そこからはマッコールの登場だけで会場中が爆笑に包まれるなど、とてもR15+(15歳未満の鑑賞不可)のバイオレンス映画の上映をしているとは思えないアットホームな空気に。

表情だけですべてを物語る!これがオスカー俳優のポテンシャル(写真は『イコライザー THE FINAL』より)
表情だけですべてを物語る!これがオスカー俳優のポテンシャル(写真は『イコライザー THE FINAL』より)[c]Everett Collection/AFLO

中盤の見せ場でもあるレストランでのマルコとのやり取りから、オープニングのアクション以来となる「イコライザー」らしい凄惨なバイオレンスシーンの畳み掛けが始まる。待ってましたといわんばかりに画面にかじりつき、「完全に先制攻撃」「まるで殺人鬼」「主人公の活躍シーンとは思えない」とエキサイトする3人。柳下は「殺し方が陰惨で、マッコールさんはあんまり“魅せる”殺しをしないよね。それを映画でやられると、すごいものを観ている感じがします」と、あらためてその躊躇のない殺しっぷりに惚れ惚れした様子。

そしてマッコールがマフィアのリーダーであるビンセント(アンドレア・スカルドゥッツィオ)の家に乗り込んでいく怒涛のクライマックスでは、ダリオ・アルジェントのホラー映画さながらの恐怖演出に会場中が湧き立ち、1人殺すたびに大きな笑いと大きな拍手が入り乱れる。思わず悪人側に同情したくなってしまうほどのマッコールの無双状態に、本編が終わると「これで最後なんてもったいない!」と会場全体が名残惜しそうな空気に包まれていた。

あまりに陰惨な殺しっぷりに、どっちが悪かわからなくなるほど
あまりに陰惨な殺しっぷりに、どっちが悪かわからなくなるほど『イコライザー THE FINAL』4K UHD+ブルーレイ セット/ブルーレイ+DVD セット 価格:7,590円(税込)/5,390円(税込) 発売中 権利元:株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 発売・販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング  [c] 2023 Columbia Pictures Industries, Inc., TSG Entertainment II LLC, Eagle Pictures S.p.A., and Lantern Entertainment Pictures, LLC. All Rights Reserved.

高橋は「アクションとバイオレンスの違いは、アクションは人が死んでも申し訳なく思わなくて、バイオレンスは逆にもうやめてよと思うくらいやること。『イコライザー』は明らかにバイオレンスなのにアクションに寄せているし、その間を上手に攻めている」と称え、「3作目を観ると、やり過ぎるとホラーに近づくのだとわかりました。でもホラーと違って安心感があるのは、殺しているのがマッコールさんだから。若い時の話とかもやってほしいです」と、オリジンストーリーでシリーズの続行を熱望。


さらに柳下から「“Equalizer”って平等にするものって意味ですが、マッコールさんはみんな殺してゼロにして平等にする人ですよね。イメージとしては報いを与える人ですが、報いを与えすぎだろ!」と切れ味鋭いツッコミが飛び、てらさわも「正義とはなにか、それは“マッコールさんを見ろ”ということですよね。3作目まできて、独特なユニークさが極まった感じがします。この調子で世界中を転々としてほしいですね」とマッコールのさらなる活躍に期待を寄せていた。

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