まもなくハロウィン!『ジョーカー』『ソウ』「ウェンズデー」新作など、コスプレしたくなる作品をチェック
そのまま私服としても使えるアイテムばかり『レオン』マチルダ
ジャン・レノとナタリー・ポートマンが共演し、リュック・ベッソンが監督&脚本を務めた『レオン』(94)。映画としての知名度の高さはもちろん、映画に詳しくない人も、ポートマン演じるマチルダを見たことがあるという人も多いだろう。
劇中に登場するマチルダのコーディネートはいずれも抜群にイケている。90年代ファッションがリバイバルし、おなかが出るクロップド丈のピタTが流行中のいまの日本ではよりいっそうハマるだろう。彼女のワードローブのなかでも飛び抜けて認知度の高い、カーキのオーバーサイズMA-1、黒のトップス、ホットパンツ、黒のハイカットブーツ、チョーカー、えんじ色のベレー帽、そしてラウンド型のサングラスはハロウィン時期の気温にもマッチしているほか、各アイテムをコスプレ以外でも普段着として着られるのが魅力。
上記のような定番コーディネート以外にもマチルダは様々なファッションを見せているので、そちらもチェックして挑戦してみるのはいかがだろうか。
2人セットのコスプレといえば『シャイニング』双子の少女
スティーヴン・キング原作、スタンリー・キューブリック監督の『シャイニング』(80)。雪のため冬季のみ閉鎖されるホテルで一時的に暮らす家族を、次々と恐ろしい現象が襲うホラー映画の傑作だ。
隙間から顔を覗かせるニコルソン演じる主人公のシーンもすさまじい知名度を誇るが、同じくくらい印象深いのが、おそろいの水色のドレスを纏ったあの双子の少女だろう。ブラウンでウェーブがかった髪で前髪をピッタリと分け、パフスリーブにウエストマークのリボン、そしてシアーのハイソックスにストラップシューズと、ガーリーさあふれるルック。いま流行中のバレエコアの雰囲気もあり、これもまた今年ハマるコスプレの一つになりそう。
ちなみに2017年には、ブルース・ウィリスがアシスタントと共に双子のコスプレに挑戦。胸元には大ぶりのフリル、頭には大きな花のバレッタが鎮座し、オリジナルよりもファンシーさが増している。女性だけでなく、男性にもウィリスに続いてぜひ挑戦してほしいコスプレだ。
子どもだけでなく、ワンちゃんにも人気!?『チャイルド・プレイ』チャッキー
往年の“子どもホラーアイコン”といえば、殺人鬼の魂を宿した人形であるチャッキー。赤毛にカラフルなボーダーのカットソー、そしてデニムのオーバーオールというキャッチーなルックスに、殺意全開の表情が印象的。
チャッキーの見た目に合わせ、子どもがコスプレしている姿もよく見かける。手に入りやすいアイテムだけでできてしまうのも人気の理由だろう。さらに、なんとチャッキーが武器を振りかざしているように見える、犬用のウェアも!恐ろしいような気もする一方、ワンちゃんの事情を知らない表情とのミスマッチもまたたまらない。ぜひ、ワンちゃんも含む一家で挑戦してみてはいかがだろうか。
パンクな雰囲気に惹かれる『シザーハンズ』エドワード
天才発明家が作りだした、手がハサミでできた人造人間エドワード(ジョニー・デップ)と、彼が出会った少女キム(ウィノナ・ライダー)の心温まる交流を描く『シザーハンズ』(91)。青白い肌に、ボリュームのある独創的なヘアスタイル、そして、異素材ミックスかつボンテージファッションを思わせるベルトやスタッズをふんだんに使用したブラックのオールインワンは、ヴィジュアル系ファッションを想起させ、刺さる人には刺さるキャラクター造形なのではないだろうか。
もちろん市販のコスプレ衣装もあるが、たとえばオールブラックのトップスとボトムスに、ショルダーストラップ付きのベルトやレッグリング、ハーネスベルトを組み合わせて、ハロウィンならではのオマージュコーデでプチコスプレっぽく仕上げるのもアリ。手持ちのアイテムを組み合わせて、自分しかわからないレベルのハロウィンを楽しむのも一興かもしれない。
それぞれのやり方でコスプレに挑戦してみては?
日本では「コスプレをする日」のような独自の進化を遂げつつあるハロウィン。往年の傑作から最新作まで、コスプレしたくなるような魅力的なキャラクターは大勢いる。毎年やっている人も、気になっていたという人も、ルールやマナーはきちんと守ったうえで、シーズンイベントをエンジョイしてみてはいかがだろうか。
文/サンクレイオ翼