『ぼくらの七日間戦争』(19)、『仄暗い水の底から』(01)が公開2週間で200万回再生されるなど、隔週金曜の本編プレミア公開企画が話題を呼んできた公式YouTubeチャンネル「角川シネマコレクション」。現在17.7万人フォロワーを有する本チャンネルの12月以降の豪華配信ラインナップが決定いたした。
12月27日(金)の「市川雷蔵映画祭 刹那のきらめき」の開催を記念し、12月6日(金)に市川雷蔵主演作『新選組始末記』(63)が配信。そして、年末年始特別編成として12月20日(金)に薬師丸ひろ子主演『セーラー服と機関銃』(81)、12月27日(金)には大映京都撮影所の『釈迦』(61)が2週連続でプレミア公開され、その後3週間アーカイブ配信される。そして、年明け初回1月17日(金)には、藤原竜也主演『仮面学園』(00)がプレミア公開するとのこと。
12月6日(金)配信の『新選組始末記』は、新選組に若き命を燃やす志士、山崎蒸の青春を市川が演じ、市川との名コンビで知られる三隅研次が監督を務めた作品。37歳で世を去った市川の映画デビュー70周年を記念し、KADOKAWA配給にて「市川雷蔵映画祭 刹那のきらめき」が12月27日(金)に角川シネマ有楽町、2025年2月にシネ・ヌーヴォ(大阪)で順次公開される。『新選組始末記』は映画祭では上映しない作品となるので、ぜひ映画祭とあわせて市川の魅力を堪能してほしい。
12月20日(金)配信の『セーラー服と機関銃』は、赤川次郎の同名小説を相米慎二が映画化したもの。父を殺されたばかりの女子高生、星泉(薬師丸)は、ひょんなことからやくざの組長を襲名する。泉が機関銃を乱射し「カ・イ・カ・ン」とつぶやく名シーンに注目だ。そしてその1週間後、12月27日(金)に公開される『釈迦』は、特撮を駆使してブッダの生涯を描いた日本初の70ミリ超大作。CGでは再現できない重量感あふれる特撮シーンと、本郷功次郎、勝新太郎、市川、川口浩、山本富士子ら、大映スターたちの共演は必見だ。
続く1月17日(金)に配信される『仮面学園』は、宗田理の同名ベストセラー小説を映画化した学園サスペンス。仮面を着けることがブームになった高校を舞台に、謎の死亡事件が次々と起こるミステリーで、謎の仮面職人を、本作が映画初出演にして初主演となった藤原竜也が務める。
豪華ラインナップを楽しむことができる特別編成。年末年始は角川シネマコレクションが送る至極のラインナップを楽しんでほしい!
文/鈴木レイヤ