長尾謙杜が劇場映画初主演を務める映画『おいしくて泣くとき』が、2025年4月4日(金)に公開されることが決定。あわせて、特報、ティザービジュアルが解禁となった。
映画『ふしぎな岬の物語』(14)の原作「虹の岬の喫茶店」や「大事なことほど小声でささやく」などの小説家、森沢明夫による小説「おいしくて泣くとき」を原作する本作。幼いころに母親を亡くした心也と、家に居場所がない夕花、同級生の2人はひょんなことから「ひま部」を結成する。孤独だった2人は互いに距離を縮めていく。しかし、ある事件をきっかけに夕花は姿を消してしまう。行き場のない想いを抱えたまま、交わした約束を胸に彼女を待つ心也。突然の別れから30年、彼女の秘密が明かされる。同じく森沢の著書を原作とする『大事なことほど小声でささやく』(22)を監督した横尾初喜が監督を務めた。
主人公の心也を演じるのは、なにわ男子のメンバーである長尾。本作が初の劇場映画主演となる。ヒロイン、夕花を演じるのは、アニメ映画『かがみの孤城』(22)で主人公の声を担当、『水は海に向かって流れる』(23)などに出演した當真あみ。長尾と當真それぞれ注目を集める2人が、突然の別れに隠された秘密をめぐる感動の物語を描きだす。
あわせて、長尾、當真からのコメントも到着。長尾は「いろんな悩みや気持ちを抱えている人が登場して、みんなの気持ちが混ざり合ってクライマックスに向かうのが面白く、そしてなんといってもあたたかい作品です。監督をはじめ、スタッフの皆さんも優しい方たちばかりで、思いやりと愛を持った現場で撮影ができました」とコメント。また、當真は「誰かを思い行動したとき、みんなが少しずつ誰かの居場所になっていき、その縁が巡り巡って自分に返ってくる、そんな作品に私も携わらせて頂ける事がとても嬉しかったです」と本作について語った。
今回解禁となったティザービジュアルは、抱き合う心也と夕花の泣き顔を捉えたせつなさあふれる一枚。心也、夕花それぞれの視点で書かれたコピーにはお互いへの切実な想いが表れている。
あわせて解禁された特報では、心也と夕花の学生時代の交流が描かれている。海辺で笑顔を浮かべる夕花を見つめる心也のカットをはじめ、通学路や図書館でともに過ごす二人のきらきらとした時間が詰め込まれている。夕花を守ると誓う心也だが、とある事件をきっかけに二人は引き裂かれてしまう。夕花が抱える秘密、心也の涙の理由が気になる映像となった。
初恋、友情、突然の別れ。30年の時を超えて明かされる秘密に涙する感動作『おいしくて泣くとき』をぜひ劇場で堪能してほしい。