話題の映画や映像作品から思わず欲しくなるフィギュアをご紹介。今回は現在、日本初となる4DX版が上映中の「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズから、プライム1スタジオのハイエンドなフィギュアを紹介していく。
ボロミアのヒロイックな最期を立体化!
まずは1作目『ロード・オブ・ザ・リング』(01)から、「プレミアムマスターライン ロード・オブ・ザ・リング ボロミア ボーナス版」をチェック。このアイテムは、メリーとピピンを守るため、指輪の誘惑に負けた己の弱さを断罪し、ウルク=ハイの大軍に一人切り込んでいくボロミアの最期の勇姿を立体化。
意志の強さが宿るたくましい顎のライン、歩んだ道のりの厳しさを示す目じりのシワなど、ファンの意見も参考にしたアイテム。特徴的な鼻や口ひげなども丹念に作り上げられており、ショーン・ビーンの名演を思い起こさせる仕上がりとなっている。
矢に射られながらも剣を構えるポージングも臨場感抜群で、ウェザリングが施された衣装をはじめ、ゴンドールの角笛、マント留めのブローチといった細かなアイテムまで高精細な仕上がりだ。ボーナス版だけに付属される闘志みなぎる差し替え頭部を含め、“ゴンドールの大将”の魅力が詰まったアイテムだ。
ヘルム峡谷の戦いでのレゴラスとギムリの活躍が甦る!
次に紹介するのは、2作目『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』(02)から、オーランド・ブルームが演じたエルフの美男子を立体化した「プレミアムマスターライン ロード・オブ・ザ・リング~二つの塔~ レゴラス」。
奪った敵の盾を使い、階段を滑り降りながら迫り来るサルマンの軍勢を弓で一掃する“ヘルム峡谷の戦い”の一幕を再現。なびく金色の長髪、相手をねらう鋭い眼光、力強く弓を引く姿、使い込まれたコスチュームと細部にわたり作り込まれたパーフェクトなアイテムとなっている。
そんなレゴラスと初めは犬猿の仲だったが、旅を続けるなかで友情を育んでいくドワーフのギムリを全高約56cmで立体化した「プレミアムマスターライン ロード・オブ・ザ・リング~二つの塔~ ギムリ」。屈強な肉体と精神が戦斧を振るうダイナミックなポーズで表現されており、雄叫びを上げる凛々しい表情は演じたジョン・リス=デイヴィスそっくりだ。
異素材使いのヘルメット、仲間を守る3柄の斧、敬愛するエルフのガラドリエルから贈られたマントといったコスチュームと武器は、独特の紋様を再現した彫刻、織物の手触りを感じるレジン使い、長い年月を物語るウェザリングなど、ドワーフの名工に迫るクオリティとなっている。