『最終章』鑑賞直前でもサッと確認!『アウトレイジ』シリーズを最短、最速で振り返る
10月2~6日放送のワイドショー「おはよう、たけしで すみません。」でもドタキャンや爆弾発言で朝から“暴走”して話題を集めたビートたけし。最近TVに出ずっぱりだが、それも10月7日(土)公開の『アウトレイジ 最終章』のPRを兼ねてのこと。TV効果で作品は周知されたが“観てみたいけど、前作を観ていないから…”と鑑賞を躊躇している人も、まだ多いのでは?そんな方向けに、3分間(さらに忙しい方には1分!)の映像と共に過去作のポイントをチェックしたい。
『アウトレイジ』(10)…孫請け暴力団の“下剋上”
たけしが演じる大友は暴力団の組長!といっても関東の巨大組織・山王会に従う池元組のさらに配下の大友組のボスという“孫請け零細企業の社長”的立ち位置。古参の村瀬組を締める役割を池元組から丸投げされ、面倒事に巻き込まれた大友は村瀬組のシマを奪い勢力を拡大。だが池元組や山王会ともゴタゴタを起こし事態は下剋上の様相に!最終的に大友組は壊滅、金庫番の石原(加瀬亮)は山王会へ寝返り、大友は獄中で村瀬組の木村(中野英雄)に刺される…。
『アウトレイジ ビヨンド』(12)…“関東VS関西”
山王会は前作のドサクサに紛れて先代を殺した加藤(三浦友和)の支配下に。その台頭を危惧した悪徳刑事・片岡(小日向文世)は獄中で生き延びていた大友&彼と和解した木村を、関西の花菱会と組ませようと暗躍。怒号の応酬の末、西野(西田敏行)&中田(塩見三省)ら花菱会の後ろ盾を得た大友は石原を制裁し、失墜した加藤を刺殺する。山王会は花菱会傘下に落ちぶれる。その後、木村が加藤の子分に殺され、大友は殺害をけしかけた片岡を撃ち去っていく…。
と、ここまでは前作のおさらい。ここからは最新作と過去作のつながりについて少しご紹介。知っておくと、より『最終章』を深く理解できるはず。
『アウトレイジ 最終章』と前作の接点は?
第1作の登場人物は大友以外ほぼ全滅なので、『ビヨンド』からの関連人物を確認!まず花菱会と対立する大物フィクサーで、日韓に多大な影響を及ぼす張グループの会長・張(金田時男)。前作で出所した大友をかくまい、今作では大友の面倒を済州島で見ている。前作で大友が加藤を刺殺する際にサポートした張の配下・李(白竜)も、今作では帰国した大友と深く関わるよう。
花菱会の西野は張との抗争と並行して、新会長・野村(大杉漣)とも対立し下剋上の予感!前作の凄みある怒号で注目を集めた中田は、配下の花田(ピエール瀧)が張との抗争のきっかけを引き起こし、上司として振り回される立場に。そんな2人が因縁ある大友とどう対峙をするのかも気になるところ。
そして大友は、前作で和解した木村の死を悔やんでいるようで、その辺りを巡る行動も今作の重要エピソードに。『ビヨンド』未見の人は、『最終章』鑑賞後にぜひチェックしてみてほしい。【トライワークス】