『はたらく細胞』永野芽郁&佐藤健が対談。6年ぶりの共演で感じたお互いの変化とは?
「ちょっとでも自分の体にとっていいほうを選んでいます」(永野)
――劇中には阿部サダヲさん演じる人間のボロボロの体内で働く細胞も出てきましたが、作品を通して気をつけたいと思ったことはありますか?
佐藤「あのお父さんの不摂生はダメですよね。たまにはしてもいいけれど、毎日はやらないほうがいい。それよりも僕が気になったのは、娘の(芦田愛菜が演じた)日胡ちゃんが、父親のために作るお弁当。食べすぎちゃいけないから、メニューも工夫して作ってくれているけれど、あれはちょっと量が少なすぎるかなって」
永野「結局追加で食べますよね」
佐藤「逆にね。もうちょっと増やしてあげたら?って思いながら観てました(笑)」
永野「作品を通じて、体をもうちょっと気遣おう!という気持ちにはなりました。例えば2つ選択肢があったら、ちょっとでも自分の体にとっていいほうを選んでいます」
――白血球が赤血球を“守る”姿も印象的です。お二人が“守りたいと思うもの”はありますか?
永野「自分が成人した時に、ようやく年齢的に大人になったので、ここからは自分が母を守っていく側になるんだなって思いました。それまでは守られて生きてきたし育ててもらっていた。きっとこれからも母は守ってくれるし、育ててくれるけれど、でも、どこかで今度は私が守る番だなって思ったから、楽しく過ごしてほしいなといつも思っています」
――佐藤さんはいかがですか?
永野「私じゃない?(笑)」
――おねだりですね(笑)
佐藤「永野さんです(笑)」
――理由もお願いします!
佐藤「やっぱり、この人の悲しい顔は見たくないなって思いますね」
永野「え?本当に守りたいものは私ってことで話してます?」
佐藤「そうだよ」
永野「ありがとうございます!」
佐藤「いつも笑っていてほしいなって思いますね」
取材・文/タナカシノブ