赤ちゃんなのに、中身はムロツヨシ!?ボス・ベイビーの強烈なキャラが炸裂!
「怪盗グルー」シリーズのユニバーサル・スタジオと「シュレック」シリーズのドリームワークス・アニメーションがタッグを組んだ注目作『ボス・ベイビー』(18年3月21日公開)。
今年の春に全米で公開された本作は、週末興行収入ランキングで2017年No. 1ヒット作『美女と野獣』を抑えて2週連続で1位を獲得し、全世界で5億ドルに迫るヒットを記録。そんな本作の日本語吹替版予告映像が公開された。
両親と3人で幸せに暮らす7歳のティムの元に、弟としてやってきたのは、黒いスーツに白いシャツを着込み、ネクタイをビシッと締めた、見た目は赤ちゃん、中身は人使いの荒いおっさんという、強烈なキャラクターの“ボス・ベイビー”だった。そのギャップに世界中は大熱狂!はやくも2021年に続編の公開が決定している。
日本語吹替版で“ボス・ベイビー”の声を演じるのは、大河ドラマ「おんな城主 直虎」をはじめ『銀魂』や『斉木楠雄のΨ難』など、これまでに100本を超える映画やドラマでパワフルかつ個性的な演技を見せつづけているムロツヨシ。
オリジナル版では大御所俳優アレック・ボールドウィンがユーモラスに演じきったこのキャラクターに抜擢されたムロは、コメディからシリアスな役柄まで多彩に演じ分けるセンスの持ち主。「まさか赤ちゃんの役をやれるとは思っていなかった」と語る彼は、意外にも今回が初の声優挑戦。この特異なキャラクターにも大きな期待が寄せられている。
さらに“ボス・ベイビー”に振り回される兄のティム役には、NHK朝の連続テレビ小説「べっぴんさん」でヒロインを演じ、来年1月からはフジテレビ系列の月9ドラマ「海月姫」が控える芳根京子。これまで天真爛漫な少女から、喋ることのできない少女など、表情や動きが見える芝居で、あらゆる役を見事に演じてきた。
彼女もまた、吹替えに初挑戦であるものの「実際にアフレコしているときは、自然に手が動いたりしてました。声だけで表現すると言っても、体って動いちゃうものなんだなと、改めて感じたので、全身を使ってティムという男の子を演じていきたいと思います」と、ここでも彼女の持ち味が活かされていることがうかがえるコメントを披露。
過去には『幕が上がる』(15)で教師と生徒役で共演し、フジテレビ系列のスペシャルドラマ「モンタージュ 三億円事件奇譚」ではヒロインを演じた芳根に協力する警官を演じたムロ。3度目の共演で兄弟役、しかも年齢が逆転した間柄を演じることにムロは「まさかこんな日が来るとは思いませんでしたから楽しみです」とコメントしている。
先日一足先に公開された吹替シーン映像にSNS上で「上手すぎる!」と、とても吹替え初挑戦とは思えない2人の演技に絶賛が寄せられた。今回解禁された予告編では、さらに2人のコミカルなやり取りが盛りだくさん。ティムが“ボス・ベイビー”と出会う場面や、兄弟喧嘩をしていたり、一緒に笑い合ったりと、作品の楽しさが伝わってくる映像に仕上がっている。
また、12月1日(金)より全国の上映劇場で発売される、本作のムビチケカードには、数量限定の特典で“ボス・ベイビー”のぷにぷにストラップも。キュートな赤ちゃんのルックスで、ぷにぷにの感触ならば、絶対に触ってみたいところだ。世界が注目する“ボス・ベイビー”を先取りしてほしい!
文/久保田和馬