菅田将暉&桐谷健太、「浅草キッド」を生熱唱!6歳児からのリクエストにも神対応
芥川賞を受賞した又吉直樹による同名小説を、板尾創路が映画化した『火花』(公開中)の大ヒット御礼舞台挨拶が11月30日にTOHOシネマズスカラ座で開催され、菅田将暉、桐谷健太が登壇。観客から「主題歌を歌ってほしい!」と無茶振りされた2人が、「なんて言うた?」と戸惑いながらも生熱唱。人前で主題歌を披露するのは「初めて」とあって、会場が熱気に包まれた。
本作は、漫才の世界に身を投じるも、結果を出せず底辺でくすぶっている青年と先輩芸人が出会い、現実の壁に阻まれながら歩み続ける姿を描く青春物語。菅田と桐谷が、ビートたけしの楽曲「浅草キッド」を主題歌として歌っていることでも話題だ。
上映後の舞台挨拶とあって、観客からの質問にも答えることとなったこの日。次々と手が上がる中、菅田と桐谷は漫才コンビさながらに笑いいっぱいの回答を繰り出し、会場も大爆笑。「もし2人がコンビを組んだら、どちらがボケ?」との質問に、菅田が「“笑い飯さん”スタイル」とボケ&ツッコミを2人でやるスタイルを望むなど、抜群のコンビネーションを見せていた。
さらに観客から「主題歌を歌ってもらうことってできますか?」との要望が上がる一幕も。菅田は「すごい、なんて言うた?」と戸惑いつつ、「カラオケとか歌詞カードとかあるんですか?」とスタッフの方をチラリ。スタッフは大慌てで用意に走り出し、準備の間に他の質問に答えることとなった。
すると「6歳」だという小さな男の子から手が挙がり、その少年も「歌って」とかわいくおねだり。菅田も桐谷も大爆笑で、「かわいい!ありがとう!」と感謝の一言。ようやく準備ができると、2人はステージ上で発声練習をして、「浅草キッド」を生歌唱した。
映画の内容とマッチした歌詞、2人の熱唱に観客の中には涙する人も。間奏部分では桐谷がエアギター&ドラムを担当するなど、サービスたっぷりにパフォーマンス。歌い終わるや、菅田と桐谷は熱いハグを交わし、会場からも大歓声が沸き上がった。
桐谷は「『火花』だからこそ、ここまで(舞台挨拶も)自由にやれた。4、5年前に将暉とは大阪のドラマで一緒になった。気を遣わない関係性があったから、(劇中での)徳永と神谷とになれた」と菅田に感謝しきり。菅田も「『火花』のことを表立ってお客さんと話すのもこれで最後。さみしくなる」と別れを惜しんでいた。
取材・文/成田 おり枝