松岡茉優「じぇじぇじぇ」「暦の上ではディセンバー」とあまちゃんネタを披露
第30回東京国際映画祭で観客賞を受賞した『勝手にふるえてろ』(12月23日公開)の特別上映会が、12月5日にユナイテッド・シネマ豊洲で開催。主演の松岡茉優、渡辺大知、石橋杏奈、北村匠海、古舘寛治、片桐はいり、大九明子監督が舞台挨拶に登壇した。松岡はNHKの朝ドラ「あまちゃん」で共演した片桐とのやりとりで「じぇじぇじぇ」と言った後で「“暦の上ではディセンバー”ですね」と同ドラマで歌った曲名もアピールした。
本作は東京国際映画祭で観客賞に輝き、松岡自身も新人賞に当たる「東京ジェムストーン賞」を受賞した。松岡は「今まで先輩方が舞台挨拶で『お客様に届いて初めて映画になるんです』と言われていて、なるほどなと思ったんですが、実感はなくて。今回初めて客席で大きな箱で観た時、みなさんに受け取ってもらって初めて映画になるんだと感じました」と感動しきりだった。
大九監督も「(コンペティション部門に)ノミネートされたことがまず大変嬉しくて。ふわふわってした気持ちで望んで、まさかの監督賞。おひとりおひとりの投票で決まったものなので、監督として10年間末席にいさせていただけたのは、そういうおひとりおひとりのおかげなんだなと思いました」と感謝した。
最後に、本作に出演し、今回主題歌「ベイビーユー」を書き下ろした渡辺大知が、黒猫チェルシーの同曲を生歌でサプライズプレゼントすることに。松岡は「え!?台本になかったよね?マジ?ヤッター!」を大喜びした。
『勝手にふるえてろ』は、芥川賞作家・綿矢りさの同名小説を松岡茉優主演で映画化したラブコメディ。松岡が演じるのは、恋愛に臆病で、片思い経験しかないヨシカ。彼女が脳内で片思いをする中学時代の同級生と、現実の彼イチとの間で揺れ動き、暴走していく。
取材・文/山崎 伸子