週末動員ランキングは‟アノ俳優”がワンツーフィニッシュ!「ハガレン」実写版、観客の評価は?
12月初週の週末2・3日の映画動員ランキングは、2017年最後の‟映画の日”が観客の足に弾みをつけ、12月1日(金)公開の作品が上位を賑わせた。
東京コミコンも湧かせた「ハガレン」は‟0巻”も後押しに!?
土日2日間で動員19万1200人、興収2億6400万円をあげ、初登場1位を飾ったのは『鋼の錬金術師』。1日(金)からの累計では動員29万1000人、興収3億7300万円を記録、第1弾入場者特典として限定配布されている「鋼の錬金術師0[ゼロ]」(原作者・荒川弘が7年ぶりに描き上げた実写版に続く新作エピソード)通称“0巻”を求めるファンも多かった。原作が全世界累計7000万部超の人気コミックということもあり実写化には賛否の声が見受けられたが、観た人からは好意的な意見も上がり、すでに邦画としては異例ともいえる全米/ヨーロッパを含めた世界190か国以上での公開が決定している。
公開翌日にはポップカルチャーの祭典“東京コミコン”でハガレンのコスプレコンテストも開催。本田翼、アニメ版で主人公エドの声を演じた朴璐美、山田涼介もサプライズで登壇するなど、劇場の外でも盛り上がりを見せたようだ。
“探偵”大泉洋が1・2位独占でしょう!?
同じく「映画の日」公開で順調な滑り出しとなったのが、土日2日間で動員11万600人、興収1億4900万円をあげた2位の『探偵はBARにいる3』。初日からの動員数3日間合計では過去2作品を上回る好成績だ。ちなみに、大泉洋主演で人気の同作。大泉は1位の『鋼の錬金術師』にも出演しているため、“大泉洋のワンツーフィニッシュ”が密かな話題になっていたりもする。作品の評価も高く初のお正月シーズンでの公開ということもあり、シリーズ最大のヒット作となるか?
女子に圧倒的人気!「刀剣乱舞」も大健闘
新作では、こちらも1日(金)初日の『刀剣乱舞−花丸− 幕間回想録』が、21館という小規模公開にもかかわらず、土日2日間で動員2万1000人、興収3000万円をあげ、7位に食い込む大健闘。“刀剣男子”が女性を中心に人気を集め“刀剣ブーム”を巻き起こしたシミュレーションゲームが原案のアニメ作品だ。
世界中で大ヒットし、日本でも絶好調の『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』は3位に踏みとどまり、週末2日間で動員7万8100人、興収1億600万円を記録。累計興収は17億円を突破し、この成績をどこまで伸ばせるかに注目が集まる。前週首位スタートを切った『ジャスティス・リーグ』は4位に。今週6位『HiGH&LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION』と、9位の『ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~』は、それぞれ累計興収10億円を突破した。
文/トライワークス
1位 鋼の錬金術師
2位 探偵はBARにいる3
3位 IT/イット “それ”が見えたら、終わり。
4位 ジャスティス・リーグ
5位 火花
6位 HiGH&LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION
7位 刀剣乱舞−花丸− 幕間回想録
8位 映画 かいけつゾロリ ZZのひみつ
9位 ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~
10位 GODZILLA 怪獣惑星
※興行通信社調べ