仮面ライダー&ウルトラマン!『8年越しの花嫁』佐藤健&土屋太鳳、飛躍のルーツは?

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仮面ライダー&ウルトラマン!『8年越しの花嫁』佐藤健&土屋太鳳、飛躍のルーツは?

12月16・17日の週末動員ランキングで3位に初登場。女性層を中心にその感動的な愛のドラマが評判を集めている『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(公開中)。意識不明の状態で闘病し続けた女性と、彼女との結婚を誓い、目覚める日を信じて支えた男性の物語を演じたのは、佐藤健と土屋太鳳。共に映画、ドラマで引っ張りだこの人気スターだが、それぞれ役者としてのルーツは日本を代表する“ヒーロー”だった。

冬映画では数少ない、心に響く感動のラブストーリーとして評判の『8年越しの花嫁 奇跡の実話』
冬映画では数少ない、心に響く感動のラブストーリーとして評判の『8年越しの花嫁 奇跡の実話』[c]2017映画「8年越しの花嫁」製作委員会

17年で10周年。佐藤健の原点「仮面ライダー電王」

佐藤がTV初主演を飾った作品は、2007年放送の「仮面ライダー電王」。“平成ライダー”シリーズの8作目で“電車”モチーフの異色ライダーが話題を集めたが、そのストーリー性、‟イマジン”と称される魅力的なキャラクターたちをはじめ、イマジンに憑依される度に人格が変わる主人公・野上良太郎を見事に演じた佐藤は番組終了後、さらに数々の映画、ドラマで存在感を発揮。いまや日本を代表する若手俳優へ成長した。

【写真を見る】眠り続ける麻衣に寄り添う恋人・尚志を佐藤健を好演
【写真を見る】眠り続ける麻衣に寄り添う恋人・尚志を佐藤健を好演[c]2017映画「8年越しの花嫁」製作委員会

17年2月に行われた「電王」10周年イベントでは登壇した中村優一のスマートフォンを介し“電話出演”。1週間ほど前にイベント開催をニュースで知った佐藤は「オレも呼んで!」と寂しそうに語り、「もう10年前の作品になりますが、これからも引き続き『電王』を好きでいてくれたら幸せです。次は呼んでください!」と、変わらぬ作品愛を明かしファンを喜ばせた。

現在公開中の『仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー』には福士蒼汰、佐野岳ら佐藤の後輩ライダーOBがゲスト出演しており、今後は佐藤が映画に帰ってくるかも…とつい期待してしまう。

17年は凱旋も!土屋太鳳の「ウルトラマン」愛

一方の土屋太鳳は、2008年に黒沢清監督の『トウキョウソナタ』で女優デビュー。その2年後、オーディションを経て『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』(10)にヒロイン・エメラナ姫役として出演している。

原因不明の病に倒れ、昏睡状態に陥ってしまった麻衣(土屋太鳳)
原因不明の病に倒れ、昏睡状態に陥ってしまった麻衣(土屋太鳳)[c]2017映画「8年越しの花嫁」製作委員会

実は彼女、小さいころから大のウルトラマン好きだったそうで、エメラナ姫役が決まった当時のブログには、テレビやビデオでシリーズを視聴し、映画やショーにも足を運び、ウルトラマンのサインを頂いたり、握手したことなどを嬉しそうに振り返っている。

17年は7~8月に催された「ウルトラマンフェスティバル2017」の公式サポーターに就任。会見では「幼いころから憧れていたウルトラの世界で、(エメラナ姫役は)私にとって初めてのヒロイン役でした」と当時を振り返っている。同フェスティバルにも毎年訪れ「ライブステージの時間を調べてゲームコーナーで遊んで、張り切って楽しんでます(笑)。行くと元気をもらえるんです!」と、そのガチっぷりを垣間見せていた。

ヒーロー番組に出演した俳優・女優がブレイク後、イメージの固定化を避けるためそれら作品に触れることを避け、ファンに‟黒歴史”と揶揄される例もあったが、そんな傾向も今や昔の話。『8年越しの花嫁』の2人のように、ヒーローへの憧れ、作品に携わった思い出を大事に更なる飛躍を遂げるスターが、これからも増えるのではないだろうか。

文/トライワークス

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