本当に女性の味方なの?セクハラ抗議に賛同した俳優陣に疑いの目
本年度のゴールデン・グローブ賞の会場は、女性運動に主役を奪われた形となった。性差別やセクハラへの抗議を表明するため、出席者の多くは黒の衣装で登場。また、セクハラ撲滅や女性の雇用環境の法的支援を目的とする団体「タイムズアップ」のバッジを付けた出席者も目立った。
もちろん女優陣だけでなく、多くの男性俳優もタイムズアップに賛同の意を示していたのだが、一部の俳優には「本当に女性の味方?」と、冷たい視線が向けられていた様だ。
デイリー・メールでやり玉に挙げられた俳優1人目は、近く第5子の父親になると報じられているヒュー・グラント。エリザベス・ハーレイと交際していた1995年、車内で娼婦と関係を持ち、現行犯逮捕された経歴の持ち主だ。
イヴ・サンローランの黒タキシードにタイムズアップのバッジをつけていたジュード・ロウも、私生活では“女性の味方”とは言い難い。シエナ・ミラーとの婚約中に、子守の女性と浮気して婚約を解消。一夜限りの相手を含めた3人の女性との間に、5人の子供がいることでも知られている。
ジャスティン・ティンバーレイクは、インスタグラムにアップした写真に「#タイムズアップ」「#僕らが黒い服を着ている理由」とのタグを添えた。しかし、ジャスティンは昨年、ウディ・アレンの監督映画『ワンダー・ウィール(原題)』に出演したばかり。ウディ・アレンと言えば、当時付き合っていたミア・ファローの養女との35歳差の結婚で有名だが、ウディ自身の養女である女性が、幼い頃に受けた彼からの性的虐待を公表している。こういった経緯から、ジャスティンに対しても「ウディ・アレンと仕事をしておいてセクハラ撲滅?偽善的だ!」との批判の声が上がった。
UK在住/シャオ
作品情報へ