女たちの“食”と“性”がテーマの『食べる女』に、小泉今日子ら8人の豪華女優陣が集結!

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女たちの“食”と“性”がテーマの『食べる女』に、小泉今日子ら8人の豪華女優陣が集結!

『失楽園』(97)などで知られる脚本家・筒井ともみが2007年に発表し、センセーションを巻き起こした短編集を映画化した『食べる女』が9月に公開される。このたび本作に、超豪華な8人の女優たちが出演することが発表された。

本作では年齢や職業、価値観の異なる8人の女性たちの日常を通し“食”と“性”のあり方が描かれる。「人はおいしい食事をすると体が元気になる。愛しいセックスをすると心が優しくなる」という“スローフード・スローセックス宣言”を掲げ、恋や仕事に悩みながら奔走する女性たちの物語だ。

主人公の敦子を演じるのは80年代にトップアイドルのひとりとして一時代を築き、現在は女優業から舞台のプロデュースまで務めるなど幅広い活躍をみせる小泉今日子。なんと彼女が出演するきっかけとなったのは、原作者の筒井が「映像化するなら小泉今日子しかいない!」と出演を熱望したからだというのだ。

「とにかく見ているだけで“おいしく”感じる女優。『食べる女』にふさわしい」と、小泉に太鼓判を押した筒井自らが脚本を執筆。小泉の雰囲気に合わせ原作にないオリジナルキャラクターを作り出しただけでなく、多忙な小泉のスケジュールに合わせ本作の制作を2年以上待っていたほど。まさに彼女のための映画と言ってもいいだろう。

そんな小泉は本作の出演にあたり「『わからない』ということを結論に生きている女性たちが、この映画の中で生き生きとたくましく生きています。筒井さんが時間をかけて下ごしらえしたこの作品に参加できて光栄です」とコメントし、役柄のイメージを掴むために試行錯誤を重ねていることも明かした。

さらに本作のテーマに賛同した実力派女優たちが一堂に集結する。『不能犯』(2月1日公開)や『猫は抱くもの』(6月23日公開)など今年再ブレイクの予感が漂う沢尻エリカに、AKB48を卒業後数多くの映画で印象的な演技を見せる前田敦子。『氷菓』(17)や『巫女っちゃけん。』(2月3日公開)など主演作が相次ぐ広瀬アリス。

そして「新宿スワン」シリーズでのクールな演技も記憶に新しい山田優、グラビアから映画まで幅広く活躍する壇蜜に、連続テレビ小説「マッサン」のヒロインとして日本でブレイクを果たしたシャーロット・ケイト・フォックス。そして『血と骨』(04)で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞に輝いた鈴木京香と錚々たる顔ぶれ。

また、料理好きとして知られる筒井が本作のために考えた50品以上の料理が、大人の恋愛とエロス、そして華々しい女優たちにさらなる輝きを与えていく。筒井のメッセージが余すところなく込められた本作。続報に期待したい。

文/久保田和馬

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