108人の好漢を束ねる統領だった!?福山雅治と共演のチャン・ハンユーはこんなにすごい!
『男たちの挽歌』(86)、『M:I-2』(00)などで知られるジョン・ウー監督の最新作『マンハント』(2月9日公開)が、ついに封切りされる。全編日本ロケで福山雅治をはじめとする日本人キャストのほか、中国、韓国のスターも出演。そんな中、気になるのは福山とのW主演として競演する中国人俳優チャン・ハンユーの渋カッコよさ!彼はどんな人物なのか、その魅力に注目してみよう。
「三国志」と並ぶ武侠作品の主人公を好演
チャン・ハンユー(張涵予)は、北京出身の53歳。2007年『戦場のレクイエム』主演により中国でスターとなり、一昨年は『グレートウォール』(16)にも出演。『マンハント』では、無実の罪を着せられた弁護士として、福山演じる敏腕刑事と真実を求め奔走する男を熱演する。
チャンの魅力と言えば、その男気あふれるカリスマ性。それが発揮されたのが、2011年の中国歴史ドラマ「水滸伝 All Men Are Brothers」での役柄。宋の時代、不正はびこる世の中を正すべく集結した108人の英傑の頂点・宋江役だ。強い男が慕う義侠心に厚いアニキ分で、チャンの雰囲気にぴったり、まさにハマり役だった。
中国では、声優としても活躍
さらに、特筆すべきはチャンの渋すぎる“いい声”!個性的な低音は、耳に残る味わい深い声色。実は、チャンはもともと吹き替え声優。ディズニーアニメのドナルドダックやアニメ「母をたずねて三千里」の中国語吹替でも活躍したとか。
昨今の出演作で、どんどんアクションに挑戦しているチャン。ジョン・ウー監督らしいダイナミックなアクションが満載の『マンハント』では、動くジェットスキー上で殴り合ったり、迫る地下鉄の前に走り込んだりと、終始体を張ったアクションを披露。そのキレッキレな演技力を見ると、アクション俳優としても今後の活躍が期待できそうだ。
ノンストップのド派手なアクションで、大興奮間違いなしの本作。いぶし銀の魅力たっぷりの俳優チャン・ハンユーに注目しながら楽しんでほしい。
文/トライワークス