RADWIMPS、新曲「Mountain Top」MVでも映画『空海』とコラボレーション!
総製作費150億円、日中合作の大作映画『空海―KU-KAI―美しき王妃の謎』(2月24日公開)の主題歌として話題になっているRADWIMPSの新曲「Mountain Top」が、2月7日よりiTunesほか主要配信サイトにて先行配信をスタートし、それに併せて『空海』の名場面を満載したミュージックビデオが公開された。
「Mountain Top」はRADWIMPSが『空海』の主題歌として全英語詞で書き下ろした楽曲で、日本公開版の挿入歌に起用された「Shape Of Miracle」と共に、2曲収録の両A面シングルとして2月21日(水)に発売される。RADWIMPSにとって、今作は『君の名は。』以来となる映画主題歌担当作品であり、またシングル発売も昨年5月の「サイハテアイニ/洗脳」以来とあって大きな注目を集めている。
今回の主題歌抜擢のきっかけとなったのは2016年末『空海』の製作総指揮である角川歴彦が撮影現場を訪問した際、チェン・カイコー監督に『君の名は。』の楽曲を聴かせたことで、監督から直々に「彼らと組んでみたい」と提案があったのだという。その後、監督とRADWIMPSのミーティングが東京で実現、多くのやりとりを重ねる中で楽曲が完成した。
チェン・カイコー監督は完成した楽曲について「野田洋次郎の歌はまるで、暴風雨の後の虹のように響く。虹は、強い風や雷鳴の激しさに揺らぐことなく、焦がされた世界を静かな美しさで彩るのだ」と表現し、映画のスケール感に負けない壮大で美しい仕上がりを絶賛。
RADWIMPSの野田洋次郎は「ディスカッションをするため日本でお会いした際、監督のビジョン、エネルギーやパッションがその語り口から溢れでてくるのが印象的でした。監督がこの作品で描きたかった熱量に負けないよう、僕たちも楽曲を作らせて頂きました」と楽曲制作を振り返る。
出来上がった映画については「圧倒的なセットやキャスト、映像技術が駆使されていますが、ストーリーの根幹は何千年と変わることのない人間の本質的な美しさ、醜さ、理性と本能の間で絶えず揺れ続ける様でした。歴史大作ではありますが『今』の僕たちの物語だと思いました。この映画を完成させた監督に敬意を表します」とコメントした。
今回公開された「Mountain Top」のミュージックビデオは映画の映像をふんだんに使用したものとなっており、野田の歌声と共に『空海』の絢爛豪華な世界観が楽しめる。また、全編にわたって野田自身による日本語訳詞が表示される仕様のため、より楽曲のメッセージを深く知ることができそうだ。
文/編集部