「陸王」鬼監督・音尾琢真のインパクト大な熱演を、高校の先輩・白石和彌監督が絶賛
2017年9月期に放送され、高視聴率を記録したTBS日曜劇場「陸王」。豪華キャストが顔を揃えた中で、脇役ながら強烈な存在感を放ったのが、ダイワ食品陸上部の鬼監督・城戸を演じた音尾琢真だ。音尾は大泉洋や安田顕を擁する演劇ユニットTEAM NACSのメンバー。舞台俳優としてキャリアをスタートさせた彼だが、今では日本のTVドラマや映画に欠かせないバイプレイヤーの一人と言えるだろう。
そんな音尾が、作品の製作が決定されるたびに出演を熱望する映画監督がいる。それは山田孝之主演『凶悪』(13)や綾野剛主演『日本で一番悪い奴ら』(16)などの作品で知られる白石和彌監督だ。実は音尾と白石監督は、北海道旭川西高等学校の先輩後輩の間柄。白石監督の『日本で一番悪い奴ら』で主人公のライバル刑事役で出演して以降、17年公開の日活ロマンポルノ・リブート・プロジェクト作品『牝猫たち』のデリヘルの店長役を経て、2月17日(土)公開の『サニー/32』では、ヤンキーの春樹先輩を演じている。
白石作品への出演については音尾から「先輩の映画には、役柄関係なく協力させてほしい!」と猛アピールをしたそう。後輩からのラブコールに答える形で、白石監督は3作品連続で音尾を起用。さらに5月12日(土)公開の白石監督の次回作『孤狼の血』でもヤクザの組員役に抜擢している。そんな俳優・音尾の魅力について白石監督は「お芝居が上手くバイプレイヤーなのでどんな役でも対応してくれます。今は白石組になくてはならない俳優です」と絶賛のコメントを寄せている。
日本映画界で活躍する先輩後輩コンビが、今後の作品でどんな活躍をしてくれるのか。まずは『サニー/32』での音尾のインパクト大の演技をスクリーンで楽しみたい。
文/トライワークス
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