RADWIMPS、チェン・カイコー監督の言葉に感激!『空海』公開初日にサプライズ登場

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RADWIMPS、チェン・カイコー監督の言葉に感激!『空海』公開初日にサプライズ登場

夢枕獏による原作をチェン・カイコー監督が映画化した『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』の初日舞台挨拶が2月24日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、染谷将太、阿部寛、松坂慶子、チェン・カイコー監督が登壇。サプライズゲストとして主題歌を担当したRADWIMPS(野田洋次郎、桑原彰、武田祐介)が駆けつけ、会場を盛り上げた。

本作は、唐へ渡った若き僧侶・空海(染谷)と中国の詩人・白楽天(ホアン・シュアン)が、楊貴妃の死の謎に迫る姿を描いた歴史エンタテインメント。RADWIMPSが主題歌「Mountain Top」を書き下ろした。

RADWIMPSの登場は観客にはまったくのサプライズ。カイコー監督、キャスト陣に笑顔で花束を渡した野田は「このすばらしい作品に携われただけで光栄。公開日という晴れの舞台にみなさんとご一緒できて幸せです」とコメント。大きな拍手を浴びた。

野田は「カイコー監督のお名前は存じあげていた。僕らにオファーをいただけたのは意外」と驚きとともにオファーを受け取ったそうだが、「監督から『この映画にはRADWIMPSの音が必要なんだ』と言っていただいた。僕らとしても誇らしく、なんとか監督の期待に応えたいと思った」とカイコー監督からうれしい言葉をもらったことを明かした。

さらに野田は「あなたが映画を観て感じたように作ってくださいと言ってくださった」と曲作りの過程を述懐し、「『この映画は“愛と赦し”がテーマだ』とおっしゃっていたことが印象的で、僕のなかでもテーマとして歌詞を紡ごうと決めました」と歌詞に込めた思いを語っていた。

カイコー監督は「私もみなさんからたくさんのことを学んだ」とRADWIMPSを見つめてニッコリ。「映画のエンディングにこの曲が登場しますが、この曲は映画に別の意味をもたらすことができた。この曲を聴いた観客のみなさんは、生きることに対する喜びを実感できると思う。これは曲が映画にもたらした新しい感覚です」と大満足の感想を語った。

カイコー監督の言葉に感激しきりの野田は「ものすごい年月をかけてこの映画をつくり上げた。諦めずにやりきった監督はものすごいエネルギーがある。ものづくりをするものとして、尊敬を覚えた」とカイコー監督から受けた刺激を話していた。

取材・文/成田 おり枝

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