デイン・デハーンが摩訶不思議な世界を駆け抜ける!リュック・ベッソンのセンス炸裂の本編映像が到着
『レオン』(94)や『グラン・ブルー』(88)などで世界中の映画ファンを熱狂させ、90年代のフランス映画界を牽引してきた巨匠リュック・ベッソンが『フィフス・エレメント』(97)以来となるSF超大作に挑んだ『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』が3月30日(金)より公開。このたび本作から、一足先に本編映像の一部が到着した。
SF映画史を塗り替えた「スター・ウォーズ」シリーズにも影響を与えたといわれている、ピエール・クリスタン原作&ジャン=クロード・メジエール作画の伝説的“バンド・デシネ”(=フランスのコミック)を映画化した本作。独特なヴィジュアルを持つ原作の世界観を、より強烈なヴィジュアルで描きだしている点にも注目の一本だ。
物語の舞台は西暦2740年。宇宙の平和を守るための任務に就き、銀河のパトロールをして回る連邦捜査官のヴァレリアンとローレリーヌは、あらゆる生命が共存し“千の惑星の都市”と呼ばれる宇宙ステーション・アルファの危機を救うため、極秘ミッションに挑んでいく。
今回到着した映像で映しだされているのは、砂漠の惑星キリアンにある“5次元マーケット”にヴァレリアンが潜入する場面。宇宙各地から集まった観光客と犯罪者が入り乱れる、混沌とした巨大市場の摩訶不思議な魅力に加え、その中を走り抜けていく躍動感が楽しめる。特殊なガジェットを使って2つの世界を行ったり来たりする設定、ベッソンのセンスが炸裂したスリリングな場面にワクワクが止まらなくなること間違いなし!
わずか30秒足らずの映像ではあるが、子どものころから原作の大ファンだったというベッソンのこだわりが徹底的に詰め込まれていることが感じられるだけに、この続きは是非とも劇場で目撃していただきたい。
文/久保田和馬
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