女子の心を掴む“いくえみ男子”。俺様系&ゆるふわ系、アナタの好みはどっち…?
「バラ色の明日」や「潔く柔く」「あなたのことはそれほど」など、数多くの代表作を持つ漫画家・いくえみ綾。書き留めておきたくなるようなモノローグ、伏線めいた展開など多くの魅力が存在するが、いくえみワールドの大きな魅力であり、ファンが愛してやまないのが“いくえみ男子”の存在だ。実写化された『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』(3月3日公開)にも、俺様系とゆるふわ系、2人の“いくえみ男子”が登場。さて…アナタはどっち派?
“いくえみ男子”とはその名の通り、いくえみ綾が描く“男子”のこと。もちろん十人十色で様々な個性を持ってはいるが、そこには少しだけ特徴がある。見た目はひょろっとした風貌で猫背気味。一見やる気がなさそうにも見えて、女子にはあまりガツガツいかない。自然体かつ無邪気で、相手の心にスルっと入りこむタイプもいれば、表情を出さないクールなタイプもいる。そして、ここぞという時に男気を発揮して、グッくる言葉を言ってくれる。そんな、スレスレのリアリティを持った男子ばかりなのだ。
『プリンシパル~』でまず紹介したいのは、小瀧望が演じる館林弦。上から目線で俺様的な発言が多いため、主人公の糸真(黒島結菜)の反感を買い、ことあるごとに口喧嘩に。糸真からは「黙っていればイケてるのに」と言われる始末だ。しかし、その半面、病弱な桜井和央(高杉真宙)を守ろうとする友達思いの優しさも垣間見せる。また、純粋で素直、恋愛に鈍感なのも弦の魅力。糸真や和央に無視されると小学生のように機嫌を損ねたり、友達にたきつけられるまで自分の気持ちがわからなかったりと、今ドキの男子高校生にしては可愛らしい。全てにおいて成長中の弦だが、何故かそこが女子のハートを掴むのだ。
2人目は弦と正反対と言っても良い、桜井和央。ふわっとした柔らかい雰囲気を持ち、これぞ王子様といったキャラクターだ。甘いマスクに穏やかな性格が手伝い、女子ファンも多くモッテモテ。転校してきたばかりの糸真も和央の優しい性格に救われ、気になる存在になっていく。いつもキラキラの笑顔を振りまく和央だが、あまり人に本音を明かさないミステリアスな部分も女子を引き付ける。そして、物事を見抜いているようなドキッ&グサッと刺さるセリフも!ゆるっとしたオーラと強い意志、そのギャップにやられてしまう。
劇中では“弦と和央はみんなのもの”というルールがあるくらい、モテ男子の2人。彼らが仲良しでいつも一緒な点も、手が届きそうで届かない女子の憧れ感を強くさせる。“いくえみ男子”のなかでも人気の弦と和央、彼らのイケメンぶりにときめいてほしい!
文/トライワークス