『プリンシパル』の黒島結菜と小瀧望が語るハニカミおんぶシーン|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
『プリンシパル』の黒島結菜と小瀧望が語るハニカミおんぶシーン

インタビュー

『プリンシパル』の黒島結菜と小瀧望が語るハニカミおんぶシーン

いくえみ綾の人気コミックを実写映画化した青春ラブストーリー『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』(3月3日公開)で、W主演を務めた黒島結菜とジャニーズWESTの小瀧望。札幌でオールロケを敢行した本作で、不器用だけど胸キュンな恋を紡ぎ上げた2人にインタビューし、撮影秘話を聞いた。

住友糸真(黒島結菜)は、学校や家庭での人間関係につまずき、北海道に転校する。そこで出会ったのは、クールで上から目線の俺様系モテ男子・舘林弦(小瀧望)と、ゆるふわ系男子・桜井和央(高杉真宙)。少しずつ弦に惹かれていく糸真だったが、友だちの晴歌(川栄李奈)が弦に告白し、気まずい雰囲気になる。

2人に自身と役との共通点を聞くと、黒島は「あんまりないかもしれないです」とのこと。「糸真はけっこうちゃんと人と向き合うじゃないですか。そういうところが私にはないのかな…。怖くてあんまり自分の意見を言えないというか」。

小瀧は「え!怖いと感じるんですか?」とかなり意外に思ったよう。「黒島さんはどちらかというとカッコいい女子という感じなんです。お会いするまでは、CMのイメージが強くて、キャピキャピした女の子っぽい印象があったんですけど、実際はすごく落ち着いているし、芯がとてもしっかりしていると思います」。

黒島は「いやいや」と恐縮する。「男っぽいという点は自分でもわかるんですが、しっかりはしてないです。人の意見に対してブレブレですから。小瀧さんは意外と真面目というか(笑)、関西の方らしいノリはあるんですが、いろんなことを考えていて、いつも一生懸命な方です」。

小瀧は「恥ずかしい。そんなに冷静に見られてたんですね」と照れ笑い。「僕と役柄との共通点は、人をおちょくる点くらいですね(笑)。グループでも常に人をいじったり、ツッコミを入れたりするタイプなので。でも、僕は弦みたいに俺様系じゃないし、ぶっきらぼうでもないです(笑)」。

たくさんの胸キュンシーンがちりばめられた本作。お気に入りのシーンについて聞くと、黒島は弦が糸真にさりげない気遣いをするシーンを挙げる。

「電車で席が空いた時、弦が『座れよ』と言ってくれるんですが、そういうちょっとした優しさが好きですね。たとえば女の子と歩く時、道路側を歩いてくれるようなさりげない優しさみたいなのが私の胸キュンポイントです」。

小瀧は、糸真が弦に向かって「私も女だったってことだ、バカ」と気持ちをぶつけるシーンにキュンキュンしたそうだ。「あの台詞を聞いたら落ちますね。あんなすてきな台詞を言っていただけるなんて感無量でした。本当にドキドキしましたから(笑)」。

実は互いの存在が気になっている糸真と弦。糸真が弦におんぶされるというシーンも、女子のハートを射抜きそうだ。黒島は「おんぶのシーンは『ごめんね。重いでしょ』と思ってしまいました」と苦笑いすると、小瀧は「ぜんぜん!」と笑い飛ばす。

黒島は「背中に乗ったら、すごく視界が高いから驚きました」と言うと、小瀧は「持ち上げた時、びっくりしてましたよね」とうなずく。「僕、身長が184cmあるので190cmくらいの目線になったのかな。だいぶ地面が遠かったんじゃないかと思います(笑)」。

黒島は「優しいんです。降ろしてくれる時も、かがんで降りやすいようにしてくれました」と小瀧のジェントルマンぶりを称えると、小瀧はまた照れ笑い。

最後に黒島が「いろんなキャラクターが登場し、みんな個性が違うので、きっと誰かしらに共感してもらえるラブストーリーになったんじゃないかと思います」とアピール。

小瀧も「ラブストーリーだけではなく、友情や家族関係なども描かれています。キラキラした映画で、年齢問わず楽しんでいただけると思います」と締めくくった。

取材・文/山崎 伸子

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