ヒュー・グラント、儲かるロマコメ以外はお断り?
ロマコメの帝王ヒュー・グラントは、ロマンティック・コメディ映画に出演したほうがギャラが多いため、シリアスなドラマで興行成績が見込めない作品はお断りらしい。
コンタクトミュージック誌に脚本家のロバート・ハリスが語ったところによれば、「ヒューは、巨匠ロマン・ポランスキー監督の最新作『The Ghost Writer』でユアン・マクレガーが演じているゴーストライター役を断ったんです。この作品は、アルフレッド・ヒッチコック監督の『北北西に進路を取れ』(59)がモデルで、シリアスな中にちょっとしたジョークがあったり、ユーモアも大事なんです。彼のフィールドも広がると思って、私はヒューを押したのですがだめでした」と残念そう。
その理由については、「彼は、いわゆる“ロマコメ”に専念したいと言っていました。ロマコメならある程度確実にヒットが狙えるので、ギャラが高いことも関係している」とも言っていたとか。
以前、「ロマコメから、もう少し演技の幅を広げたい」と語っていたヒューだが、本音は既に“守りの体制”に入っているのか、それとも単純に『The Ghost Writer』が気に入らなかったのか? ギャラ問題も本気なのか彼なりのジョークなのかは、今後の彼の行動で確かめるしかないだろう。【NY在住/JUNKO】
作品情報へ