成長した妹が“時をかけて”やってきた?細田守監督の最新作『未来のミライ』の予告が解禁!
『おおかみこどもの雨と雪』(12)や『バケモノの子』(15)など、新作が発表されるたびに国内外で高い評価を受けているアニメーション映画監督・細田守。そんな細田監督によるスタジオ地図最新作『未来のミライ』が、7月20日(金)に公開となる。
『バケモノの子』に続き、原作・脚本を監督自らが担当した本作の主人公は、甘えんぼうな4歳の男の子・くんちゃん。生まれたばかりの妹に両親の愛情を奪われ、戸惑うくんちゃんのもとに、未来からやってきた妹のミライちゃんが現れるというストーリー。様々な初めての体験を通じて成長していくくんちゃんの姿を描く。
このたび解禁された予告映像では、くんちゃんが未来からやって来たミライちゃんと出会うシーンが描かれるだけでなく、謎めいた男性やウインクを投げかける少女、くんちゃんをバイクに乗せて走る青年など、新キャラクターも続々登場。さらには、耳と尻尾が生えて(?)犬のような姿で走り回るくんちゃんの姿も確認することができる。観る者をワクワクさせる要素が盛り込まれた映像を締めくくるのは、小さな赤ん坊の手を優しく握るもうひとつの手。
これまでの細田作品と同様に、日常のなかにこそある感動と、ファンタジックなたのしさが詰まった物語になりそうだ。細田守監督は、『時をかける少女』(06)や『サマーウォーズ』(09)、『バケモノの子』(15) まで一貫して、”未来を肯定する”ことをモットーに作品をつくり続けてきた作家。『未来のミライ』というタイトルからして、その真骨頂と言えそうだ。
このちょっと変わった兄妹が織りなす物語は、どのような展開を見せるのか。見たことのない世界、初めての体験、たくさんの出会い。それらを通して成長していく小さなお兄ちゃんの不思議な大冒険に、これからも注目していきたい。
文/編集部