【日本アカデミー賞】竹内涼真、役所広司からエールもらい笑顔!「いつか僕もかっこいいトロフィーを」
第41回日本アカデミー賞授賞式が3月2日にグランドプリンスホテル新高輪で開催され、新人俳優賞を受賞した中条あやみ、浜辺美波、北村匠海、竹内涼真が登壇。役所からエールをもらった竹内が、喜びの笑顔を弾けさせた。
プレゼンターを務めたのは佐藤浩市。若手イケメン俳優が集結した『帝一の國』に出演した竹内は「この光景は気持ちいいですね。すばらしい方々が僕を見ているのですごく気持ちいい」と映画関係者が集った会場を見渡して茶目っ気たっぷりにコメント。「とてもうれしい。この仕事をやるからには、いつかかっこいいトロフィーを僕もここでいただきたい」と未来に向かって熱く意気込んだ。
会場には、TBSの日曜劇場「陸王」で竹内と共演し、『三度目の殺人』と『関ヶ原』で優秀助演男優賞を受賞した役所広司も出席していた。役所は「竹内くんは新人のくせにお芝居が上手。困りますよね」と最大の賛辞を送り、「新人賞のみなさん、日本映画をずっとこれからも背負っていってもらいたい。竹内くん、おめでとう」と期待たっぷりにエール。竹内は「ありがとうございます!」と笑顔を弾けさせた。
『君の膵臓をたべたい』でダブル主演を果たした浜辺と北村は、そろって新人俳優賞を受賞。重い膵臓の病を患いながらも懸命に生きる少女をみずみずしく演じた浜辺は「演じることの楽しさを学び、この仕事は私の生きがいだと改めて感じた。この仕事をずっと続けていって、また作品のみなさんとご一緒できるように頑張りたい」と力強く語る。
少女の病気を唯一知ることになったクラスメイトの“僕”を演じた北村は「小学校3年の頃に芸能界に所属して、お芝居を始めた。親から“いまやっている役はいずれ10年後、20年後につながる”と言われ続けていた。やっといまここに立たせていただいているのが、夢のよう」と感無量の面持ち。また「現場ではあまり話さなかった」と顔を見合わせた2人だが、北村は「楽しかったね」とハニカミ笑顔。彼らの初々しい表情に会場からも拍手が起こっていた。
『チア☆ダン 〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』の中条は「この賞は『チア☆ダン』のみんなでとった賞」と周囲に感謝しきり。「『チア☆ダン』は熱い気持ちと汗と涙で作り上げた作品。携われたことは一生の宝物。この気持ちを忘れないで頑張っていきたい」と決意を語っていた。
取材・文/成田 おり枝