【第90回アカデミー賞】“アナ雪”のあの名曲を生み出した夫婦が2度目の歌曲賞受賞!
現地時間4日(日本時間5日)に行われた第90回アカデミー賞授賞式。映画を彩る歌曲賞を受賞したのはディズニー/ピクサーの最新作『リメンバー・ミー』(3月16日公開)だ。同作の主題歌「リメンバー・ミー」を手がけたクリスティン・アンダーソン=ロペス&ロバート・ロペスは『アナと雪の女王』で「Let It Go」を制作したことでも知られる夫婦の音楽家。同作以来となる4年ぶりの受賞となった。
授賞式ではメキシコを代表する俳優のひとり、ガエル・ガルシア・ベルナルとメキシコのシンガーソングライターのナタリア・ラフォルカデ、そしてアメリカのR&Bシンガー、ミゲルの3人が作品の世界観をイメージした壮大なセットの中で華やかなパフォーマンスを披露。
登壇したクリスティン&ロペス夫妻は「私たちはジェンダーに関しても半々。ほかの部門もこんな感じになってほしい」と今年のアカデミー賞の大きなテーマとなっている性差について言及。またロバートが「メキシコの音楽、そして家族を称賛することができました」と家族への感謝を述べると、クリスティンは娘たちに向けて「愛とクリエイティビティ、インスピレーションを与えてくれる存在です」と紹介。
一方で、昨年の『ラ・ラ・ランド』につづき2年連続でゴールデン・グローブ賞とのダブル受賞が期待された『グレイテスト・ショーマン』(公開中)ベンジ・パセック&ジャスティン・ポールは惜しくも涙を呑んだ。
他にノミネートされたのは作品賞にもノミネートされている『君の名前で僕を呼んで』(4月27日公開)や、助演女優賞にもノミネートされているメアリー・J・ブライジが力強いパフォーマンスを披露したNetflix制作映画『マッドバウンド 哀しき友情』(配信中)、そして『マーシャル 法廷を変えた男』(Amazonビデオで配信中)。
文/久保田和馬
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