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エマ・ストーンの驚異の変身に全米が賞賛!『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』が日本公開決定

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エマ・ストーンの驚異の変身に全米が賞賛!『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』が日本公開決定

『ラ・ラ・ランド』(16)でアカデミー賞主演女優賞に輝いたエマ・ストーンが主演を務め、アカデミー賞8部門受賞作『スラムドッグ$ミリオネア』(08)のチームが再集結した『バトル・オブ・セクシーズ』の日本公開が決定した。

本作は1973年に行われたテニス界で最も有名な“性差を超えた戦い”を描いた痛快な実話劇。男女同権を訴える女子テニスの世界チャンピオン、ビリー・ジーン・キングに、男性優位主義者でギャンブル好きの元男子チャンピオン、ボビー・リッグスが一発逆転を賭けた戦いを挑む。一度は拒否したビリー・ジーン・キングだったが、ある理由からその宣戦布告を受け入れることに。

昨年秋に開催されたテルライド映画祭でお披露目された本作は、その後行われたトロント国際映画祭でも上映され、アカデミー賞有力作の一角と目されるほどの高評価を獲得。中でも伝説のテニスプレイヤー、ビリー・ジーン・キングに完全になりきったエマの迫真の演技に絶賛の声が寄せられた。

同性愛をカミングアウトしていることでも知られるビリー・ジーン・キングは、女子テニス界のみならずスポーツ界全体に大きな変革をもたらした人物として称えられている。60年代にウィンブルドンを3連覇し、全米選手権でも優勝を果たすなど類稀なるプレーセンスを見せつけた彼女は、男女の賞金格差に異を唱え男女同権運動を主導。70年代初頭には仲間たちとともに「女子テニス協会」の立ち上げた人物だ。

このスポーツ界最大の偉人を演じるためにエマはテニスの特訓や筋力トレーニングを行い、さらに増量に挑むなど徹底的に役作り。その甲斐あってゴールデン・グローブ賞では<ミュージカル・コメディ部門>の主演女優賞に2年連続ノミネートを果たした。またボビー・リッグスを演じたスティーブ・カレルも同部門の主演男優賞にノミネート。この4年間で3度目のノミネートを獲得し、その実力の高さを証明した。

本作でメガホンをとるのはアカデミー賞ノミネート作『リトル・ミス・サンシャイン』(06)や『ルビー・スパークス』(12)で知られる夫婦監督ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス。また『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイルとクリスチャン・コルソンが製作をつとめ、サイモン・ボーフォイが脚本を執筆したことも話題に。

45年前に全世界が息をのんだ“女と男の戦い”の裏に隠された様々なドラマがついに明かされる『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』は7月6日(金)から公開。続報に期待したい。

文/久保田 和馬

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