北川景子、東出昌大ら10名の演技派俳優が参戦!綾野剛×宮藤官九郎初タッグの『パンク侍、斬られて候』鮮烈なイメージビジュアルも
芥川賞作家・町田康が04年に発表した傑作小説を主演・綾野剛、脚本・宮藤官九郎、監督・石井岳龍という豪華チームで実写映画化した『パンク侍、斬られて候』(6月30日公開)。このたび本作の第2弾キャストとして10名の演技派俳優の出演が明らかになった。
本作は江戸時代を舞台に、“超人的剣客”にして“テキトーなプータロー侍”である掛十之進が、自ら蒔いた種によって生まれた大惨事に七転八倒する活劇。時代劇らしからぬ現代的な会話の数々に、特異なキャラクターたちと度肝を抜くストーリーから「実写化不可能」と言われた原作がついに映画化される。
主人公・十之進役でいままで演じたことのないほどの破天荒な役柄に挑む綾野を支える共演陣として、このたび発表されたのは映画や舞台など幅広い分野で活躍する俳優たち。まずは『探偵はBARにいる3』(17)で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を獲得した北川景子、そして『OVER DRIVE』(6月1日公開)や『寝ても覚めても』(18年公開)など主演映画が相次いで公開される東出昌大。
さらに現在公開中の『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』など国際的評価の高い染谷将太に、同じくハリウッド映画でも活躍する国際派俳優・浅野忠信。また村上淳、若葉竜也、近藤公園、渋川清彦ら日本映画界に欠かせないバイプレイヤーたちに加え、國村隼や豊川悦司といったベテラン俳優も参戦。
希代のストーリーテラーとしてあらゆる世代から支持を集める宮藤と、80年代から日本映画界を席巻しカルト的人気を誇る石井のタッグとあって、バラエティに富んだ豪華俳優たちはオファーに快諾したとのこと。どのような演技合戦が繰り広げられるのか楽しみだ。
あわせて、写真家であり映画監督でもある紀里谷和明が撮影した各キャラクターの撮り下ろしイメージビジュアルも公開。カラフルな色彩の衣装と想像を上回るただならぬ雰囲気を醸し出すキャラクターたちは、鋭い眼光でこちらを睨みつける。しかもその中に “将軍の格好をした猿”の姿が…。この役を誰が演じていか明らかにされておらず、まだまだいくつもの謎が残る本作。続報に期待したい。
文/久保田 和馬