阿部寛が北斎の“あの浮世絵”で波乗り!?インパクト抜群な『のみとり侍』ビジュアル解禁

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阿部寛が北斎の“あの浮世絵”で波乗り!?インパクト抜群な『のみとり侍』ビジュアル解禁

【写真を見る】再現度を要チェック!写楽の浮世絵をオマージュした第2弾ポスター
【写真を見る】再現度を要チェック!写楽の浮世絵をオマージュした第2弾ポスター[c]2018「のみとり侍」製作委員会

2016年に『後妻業の女』でスマッシュヒットを記録した鶴橋康夫監督が、約40年ものあいだ映画化を熱望し続けたという時代劇『のみとり侍』が、5月18日(金)に公開となる。原作は、綿密な時代考証のもと、ユーモアを交えて当時の世相を表現することで知られる小松重男の短篇集「蚤とり侍」。その内の人気エピソードをベースに、鶴橋監督が監督・脚本を務め、物語を再構築した。

本作は、江戸時代に実在したネコの蚤とり稼業を中心に描かれる。“蚤とり”とは、客の飼いネコの蚤を取って日銭を稼ぐ仕事のこと。しかし、その実態は女性に“愛”を奉仕する添寝業だった!

藩主の機嫌をそこね、「明朝より、猫ののみとりとして無様に暮らせ!」とこの裏稼業を命じられてしまう藩士・小林寛之進に阿部寛が扮し、エリートでありながらも、理不尽な上司や、彼を取り巻く女性たちに翻弄されていく姿をコミカルに演じている。

このたび解禁となった第2弾ポスターでは、日本を代表する浮世絵師・東洲斎写楽の浮世絵「三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛」をモチーフにした主人公・寛之進のビジュアルと共に、写楽の浮世絵も掲載されている。阿部寛の再現度の高さは、思わず二度見するほど!主要キャストも浮世絵風に加工されており、なんとも情緒あふれるポスターに仕上がっている。

のみとり侍が江戸の荒波を乗り越える!?ネコにも注目
のみとり侍が江戸の荒波を乗り越える!?ネコにも注目[c]2018「のみとり侍」製作委員会

東洲斎写楽に続いて、江戸時代後期の浮世絵師・葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景/神奈川沖浪裏」をオマージュした“笑”撃のビジュアルも登場!北斎が描いたダイナミックな荒波の上で、寛之進が猫と一緒にサーフィンをする姿が描かれている。大胆なこのビジュアルは、時代の荒波に翻弄されながらも侍としての生き方を貫き、江戸のビッグウェーブを乗り越えていく寛之進の姿を体現しており、可笑しくも感慨深いものになっている。

阿部と共演する面々は、寺島しのぶ、豊川悦司、斎藤工、風間杜夫、大竹しのぶ、前田敦子、松重豊、桂文枝と個性的な役者が集結。追加キャストとして、物語冒の頭で桂文枝演じる老中首座・田沼意次に、様々な陳情を訴える江戸の人々を、笑福亭鶴光、ジミー大西、オール阪神が演じことも判明した。3人の芸人が本作にどのような笑いのエッセンスを加えてくるのか、期待が膨らむ。

思わず吹きだすビジュアルと、笑いのプロが追加キャストとして発表された本作、いったいどんな笑いの渦を日本に巻き起こしてくれるのか、いまから公開が楽しみだ。

文/編集部

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