アントニオ・バンデラス、髪も眉も剃ってパブロ・ピカソに大変身!?
21日、スペインのマドリッドで、伝記ドラマ「ジーニアス」の新シリーズ、「パブロ・ピカソ」のプロモーションが行われた。世紀の画家、ピカソを演じるアントニオ・バンデラスは、髪の毛も眉毛もすべて剃り落とし、晩年のピカソそっくりの変身ぶりに驚きの声が集まっている。
“濃い顔俳優”の代表選手でもあるバンデラスだが、つるりとした顔の中では、眼光がますます鋭く見え、写真の表情も晩年のピカソに近い雰囲気だ。この日のバンデラスは、全身黒のカジュアルスタイルでまとめており、アーティスト然としたミステリアスな佇まいだった。
会見では、顔に鮮やかな絵の具が塗りたくられた自分のポスターを前に、カメラマンの前でポーズを取ったバンデラス。撮影が終わると、「今日は“天才・ピカソ”をプレスに紹介したよ」というコメントと共に、撮影された写真をツイッターに投稿したという。
若年期のピカソ役は、テレビ俳優のアレックス・リッチ。バンデラスは、ピカソの後半生を演じるという。ピカソの熟年期を演じるバンデラスは、薄めの眉毛に一・九分けの白髪頭で、こちらも普段のイメージとは全く違う姿だ。ドラマでは、ピカソの芸術活動の変遷やナチス・ドイツとの攻防などの史実を描くと共に、多くの女性たちとのロマンスや結婚遍歴も、ストーリーの主軸になっているようだ。
2017年に制作された「ジーニアス」シリーズ第1作、「アインシュタイン」は、同年度のドラマ賞レースを席巻する秀作だった。前作と同じ監督が「ピカソ」のメガホンを取るとあり、稀代のアーティストの生涯を描く新作にも、大きな期待が寄せられている。
UK在住/シャオ
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