「いますぐ撮りたいと思った」スピルバーグが想いを語る『ペンタゴン・ペーパーズ』メイキング映像

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「いますぐ撮りたいと思った」スピルバーグが想いを語る『ペンタゴン・ペーパーズ』メイキング映像

巨匠スティーヴン・スピルバーグが、オスカー俳優メリル・ストリープとトム・ハンクスの初共演で描いた『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』がいよいよ公開。それに先がけて公開された本作のメイキング映像では、生き生きとした表情で撮影を進めるスピルバーグやスタッフ、キャストが作品を語る様子が確認できる。

巨匠スティーヴン・スピルバーグに、メリル・ストリープ、トム・ハンクスという、奇跡のトライアングルが実現!
巨匠スティーヴン・スピルバーグに、メリル・ストリープ、トム・ハンクスという、奇跡のトライアングルが実現![c]Twentieth Century Fox Film Corporation and Storyteller Distribution Co., LLC.

本作は、ベトナム戦争が泥沼化していた1971年、米政府が隠してきた不正を暴く機密文書を巡るワシントン・ポスト紙の奮闘を描いた実話ベースの物語。ストリープが同紙の社主キャサリン・グラハム、ハンクスが編集主幹のベン・ブラッドリーに扮している。スピルバーグと言えば、ハイクオリティな作品をとてつもないスピードで仕上げる“早撮り監督”としても知られるが、本作の脚本を読んだ監督は「いま撮るべき作品」と強烈なメッセージを感じ、予定していた作品よりも優先し、異例の早さで本作を完成させている。

【写真を見る】脚本を読んだスティーヴン・スピルバーグが、「いま撮るべき作品」と、わずか11週間というスピードで撮影を行った『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』
【写真を見る】脚本を読んだスティーヴン・スピルバーグが、「いま撮るべき作品」と、わずか11週間というスピードで撮影を行った『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』[c]Twentieth Century Fox Film Corporation and Storyteller Distribution Co., LLC.

短期間ながら監督の熱意に応えるように撮影に参加したストリープやハンクス。映像では、スピルバーグ作品初出演のストリープが「即興的な撮り方よ。リハーサルなしで驚いたわ。彼は“次は違うふうに”といろんな撮り方を試したの」と撮影を振り返れば、スピルバーグ作品とは5度目のタッグとなるハンクスも「スティーヴンの撮り方には最初は誰もが驚く。彼は僕らの目の前で物語を紡いでいくのさ」と応え、巨匠の手腕に感服している様子。

撮影はスピルバーグ監督の感覚的なディレクションで進行し、スタッフやキャストもそれを楽しんでいた
撮影はスピルバーグ監督の感覚的なディレクションで進行し、スタッフやキャストもそれを楽しんでいた[c]Twentieth Century Fox Film Corporation and Storyteller Distribution Co., LLC.

スピルバーグ自身も「脚本でのキャサリンの描き方が素晴らしく、すぐに撮りたいと思った」とコメント。続けて「キャサリンが仕事を通して成長していく姿は、今日の女性を勇気づけるだろう。自信のなかった彼女が大きな決断を下し、変身するんだ」とも語っている。

ライバル紙が政府の不正を暴く“機密文書”を掲載し、驚愕するワシントンポスト紙の記者たち
ライバル紙が政府の不正を暴く“機密文書”を掲載し、驚愕するワシントンポスト紙の記者たち[c]Twentieth Century Fox Film Corporation and Storyteller Distribution Co., LLC.
政府が報道規制を行うなか、重大な決断を下そうとするワシントンポスト社主のキャサリン・グラハム(メリル・ストリープ)
政府が報道規制を行うなか、重大な決断を下そうとするワシントンポスト社主のキャサリン・グラハム(メリル・ストリープ)[c]Twentieth Century Fox Film Corporation and Storyteller Distribution Co., LLC.

インターネットの発展で様々な情報が飛び交い、世界的な不寛容が広まり混迷する現代。真実を伝えるために闘ったワシントン・ポスト紙の記者たちの物語を通して、この危機的な状況に警鐘を鳴らそうと完成させた本作に、スピルバーグが込めた熱いメッセージを劇場で確かめてみては?

文/トライワークス



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