綾野剛がはじけ、北川景子が踊り、猿が舞う!?『パンク侍、斬られて候』初映像解禁!
主演・綾野剛、脚本・宮藤官九郎、監督・石井岳龍のコラボレーションが話題の映画『パンク侍、斬られて候』(6月30日公開)。写真家であり映画監督でもある紀里谷和明の撮影による、撮り下ろしイメージビジュアルも反響を呼んだ。そんな本作から、メイン写真とぶっ飛んだ初映像が解禁された!
特報映像に登場するのは、走りながら敵をなぎ倒していく綾野を筆頭とした“10人の男”と、不穏なダンスを踊る"1人の女"、そして将軍の格好をした謎の“一匹の猿”という、12 人のキャラクターたちだ。
彼らに扮しているのは、作品ごとに異なる魅力をみせる綾野、『探偵はBARにいる3』(17)で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞した北川景子、『OVER DRIVE』(6月1日公開)や『寝ても覚めても』(9月1日公開)など主演映画が相次ぐ東出昌大。さらに国際的評価の高い染谷将太に浅野忠信、村上淳、若葉竜也、近藤公園、渋川清彦ら名バイプレイヤーに加え、國村隼や豊川悦司といったベテラン俳優まで、豪華すぎる布陣だ。
1秒足りとも見逃せない映像で、それぞれの個性を爆発させているが、なかでも目を引くのは、頬と腹にうずまき模様が刻まれた金髪姿の浅野忠信だ。大勢の女性ダンサーを引き連れて踊る北川の後ろには、ふんどし姿で息巻く染谷の姿も…。一体全体、彼らはどんな役どころなのか?映像は、闇夜を忍者のように駆ける猿たちに始まり、並んだ猿が挙手するシーンで終わる。猿将軍のキャストは未発表だが、“猿”が本作のカギを握っていることは間違いなさそうだ。
本作は、一つのハッタリをきっかけに、“超人的剣客”の掛十之進が大惨事に巻き込まれていくという物語。男たちによる腹の探り合いと、 1人の女をめぐる恋の行方が描かれる。町田康による原作は、時代劇というジャンルを打ち破るスピード感あふれる会話劇と、一癖も二癖もあるキャラクターから「実写化不可能」と言われた傑作小説。謎は深まるばかりだが、希代のクリエイター2人による“パンク”な実写化が期待できる。
石井岳龍監督が自身のTwitterで4月3日に「『パンク侍、斬られて候』仕上げ作業は絶賛佳境中。宇宙が砕けてきました。」とコメントしていたことからも、完成は近いよう。謎が謎を呼ぶ本作の続報を、楽しみに待ちたい。
文/編集部