タイ&オリビア&森崎ウィン、仲よし3人が明かす“スピルバーグ体験”を経て見えた未来
世界的巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督最新作『レディ・プレイヤー1』(公開中)は、なににでもなれるVRワールド“オアシス”を舞台に描くSFアドベンチャー。主要キャストには、タイ・シェリダン、オリビア・クック、森崎ウィンといったフレッシュな顔ぶれが抜てきされた。現実とVR世界を行き来し、新たな未来を掴み取るための冒険を繰り広げる若者たちを演じた彼らに、スピルバーグ監督の現場にある“マジック”と、本作を経て見つめた“未来”について語り合ってもらった。
本作の舞台は2045年。貧富の差が激しくなった世界では、VRワールド“オアシス”のなかに存在する理想郷だけが若者たちの希望となっていた。ウェイド(タイ)は、そこで出会ったサマンサ(オリビア)、ダイトウ(森崎)らとともに、オアシスの覇権をめぐる熾烈な戦いに身を投じていく。
1990年代生まれの3人にとっては、生まれる前から世界中を感動させる映画をつくり続けているスピルバーグ監督。本作への参加を「夢のような出来事」と声をそろえる。「『E.T.』が大好き」というタイは「僕はSF映画が大好きなんだ。本作はスピルバーグ監督にとって、久々のSF映画。僕の大好きなジャンルで、大好きな監督とご一緒できたなんて最高だよ」と興奮しきり。
「私のお気に入りは『フック』よ。私が生まれた年にできた映画で、幼いころは『ロビン・ウィリアムズがお父さんだったらどんなにいいかしら!』と思っていたの」というオリビアは「ずっと、スピルバーグ監督のような方とお仕事したいと夢見ていた。撮影現場に行くまで、本当にこれが現実なのか信じられなかったわ」。「『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』が大好き」という森崎も「僕にとっては、初めてのハリウッド作品でもあります。しかもそれがスピルバーグ監督作品!現場にいられる喜びを噛み締めながら、4か月間の撮影に挑んでいました。僕にとって一生忘れられない経験になりました」と感激の思いをあふれさせる。
スピルバーグ監督のもと、生き生きとした演技を見せた彼ら。スピルバーグ監督が、撮影現場でかける魔法とはどんなものなのだろうか。タイは「情熱」だと話す。「スピルバーグ監督はとても寛大で、非常に若々しい心を持っているんだ。情熱を持って、ストーリーを語ろうとしている。感性にあふれていて『人々の心に刺さる物語はどういったものなのか』ということが、直感的にわかる方なんだと思う。現場では誰もが監督の情熱を感じていた。監督が話をし始めると、一斉にみんなが耳を傾けるような現場なんだよ」。