元ピストルズのジョン・ライドン、音楽コンテストへの出演を熱望!
1970年代、世界中にパンク・ムーブメントを巻き起こしたバンド、セックス・ピストルズ。そのフロントマンを務めていたジョン・ライドンが、国際的な音楽の祭典「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」への出演を熱望していると報じられた。
50年の歴史を持つユーロビジョン・ソング・コンテストは、各国代表のミュージシャンが生放送でパフォーマンスを行い、視聴者投票によって優勝国を決定するコンテスト番組だ。このコンテストを機に成功を手にしたシンガーとしては、スウェーデン代表だったABBAや、“ひげの歌姫”ことコンチータ・ヴルストがいるが、権威あるコンテストというよりは、お祭り的なイメージの方が強い。
ザ・ミラー紙のアイルランド版によると、ジョン・ライドンは、自身のバンド、パブリック・イメージ・リミテッド(PIL)を率いて、アイルランド代表としてのユーロビジョン参加を試みたという。結果は落選だったが、アイルランド公共放送協会による選考では、最終候補の10組に残っていたそうだ。
アイルランド公共放送のラジオ番組に出演したジョンは、「放送協会が真剣に話を持ちかけてきたんで、俺は大喜びしてたんだ。何たる光栄!何たる名誉だ!って思ったよ。いつも面白くねえ退屈なコンテストが、真にエキサイティングなものに変わる!何てスリリングなんだ!ってね」「放送協会の上層部の誰かが、俺らに難色を示したんだな。それで出演がぶち壊しにされちまったわけだ。本当に残念だよ」「俺は、また来年参加を目指す!ドアにヒビが入ってるのを見つけたら、そこから潜り込んでやるんだ」と語り、アイルランド代表としてコンテストに新風を巻き起こす自信を示した。
1978年に結成されたバンド、パブリック・イメージ・リミテッドは、今年3枚目のアルバムがリリースされるそうで、8月にはダブリンでのコンサートも予定しているという。活動が波に乗っている状態とあれば、来年のユーロビジョン出演にもぜひ期待したいところだ。
UK在住/シャオ