貫禄体型になった「オースティン・パワーズ」俳優、子供に続編をせがまれ中?
コメディ映画「オースティン・パワーズ」シリーズで、主演、助演、脚本、プロデューサーと、1人で何役もをこなしたことで知られるマイク・マイヤーズが、5月25日に55歳の誕生日を迎えたと報じられた。しばらく映画から離れていたマイクは、ピープル誌のインタビューに答え、本格復帰に向けた現在の心境を語っている。
「オースティン・パワーズ」の第1作目公開から早や21年。派手なスリムスーツの似合うオースティンから、貫禄のある熟年体型に変化したマイクは、真面目なベテラン教師といった佇まいだ。ここ数年は、テレビ司会者の仕事やドキュメンタリー映画への出演がメインだったが、今年は約5年ぶりに銀幕への復帰を果たしているという。現在撮影中の作品は、伝説のロックバンド“クイーン”を描いた伝記ミュージカル映画『ボヘミアン・ラプソディ』(11月公開)で、マイクは「今が人生最高の時だよ」と語っている。
2005年、女優のロビン・ルーザンとの12年間の結婚生活にピリオドを打ったマイクは、翌年からカフェ経営者の一般女性と交際を開始。4年の交際を経て再婚し、1男2女に恵まれている。家庭生活は幸せそのもののようで、大作映画に出演しなかった期間は、6歳の長男、4歳の長女、2歳の次女と過ごす時間を大切にしていたという。
「子供たちに関してはちゃんとやってきたからね。いい6年間だったよ」と言うマイクだが、子供たちは父の映画復帰が気になるようだ。「おかしなことに、長男のスパイクが『オースティン・パワーズの第4弾はいつなの?』って何度も聞いてくるんだ。私としては『ベストを尽くしてるところなんだから、ほっといてくれよ!』って気分だよ」「息子が寝る前に『Dr.イーブルの隠れ家はどこ?』って聞いてきたんで、『油田採掘のプラットフォームだ』って答えたら『それは下水管に違いないな…』って言いながら寝付いたよ」とのことで、Dr.イーブルと一緒に暮らしていることに、マイクの子供たちはまだ気付いていないようだ。
子供たちの期待に応えてか、最近マイクはDr.イーブルの扮装で、NBCの人気バラエティ番組「サタデーナイト・ライブ」に出演。得意の小指くわえポーズを交えながら、トランプ大統領陣営をきついジョークで斬りまくっていた。マイクが出演したスリラー映画『ターミナル(原題)』も全米公開されたばかりとあり、今年はマイクの活躍を目にする機会が多くなりそうだ。
UK在住/シャオ