無責任ヒーロー・デップーがヒュー様超え!“月9対決”は長澤まさみに軍配
6月2日・3日の週末映画動員ランキング。ついに7週連続首位記録を更新していた『名探偵コナン ゼロの執行人』の牙城が崩され、それぞれの“対決”を制した新作映画がランキング上位へ!
デップーがコナンのV8を阻止!“ライバル・ウルヴァリン”の記録も上回る
見事初登場1位に輝いたのは『デッドプール2』。R15+指定作品にも関わらず、土日2日間で動員23万9000人、興収3億7500万円。金土日の3日間では動員37万1900人、興収5億3700万円と、堂々の成績を収めた。前作『デッドプール』(16)の初週成績の115%を記録しており、最終成績も前作越えは確実であろう。
また『デッドプール』でお馴染みなのが、『X-MEN』シリーズでウルヴァリンを演じている“ヒュー・ジャックマン弄り”。本作でも、「Xフォース」なる(もろにX-MENパクリな…)チームまで結成し、相変わらずライバル視(?)しているもよう。そのライバルの主演作『グレイテスト・ショーマン』(17)の上半期の大ヒットは記憶に新しく、デップーの対抗心もメラメラと燃え上がっていたよう。その念願叶ってか、3日間の成績では『グレイテスト・ショーマン』を5%上回る数字を達成した。
“ダー子”長澤まさみが“ボクちゃん”東出昌大を抑えて2位に!
映画化も決定した話題のTVドラマ「コンフィデンスマンJP」にて、詐欺師を演じている長澤まさみと東出昌大。なんの因果か両者の主演映画が同週末に初公開を迎えることに…。“ダー子vsボクちゃん”勝敗の行方はというと、長澤の『50回目のファーストキス』が2位、東出の『OVER DRIVE』が6位となり、長澤に軍配があがっている。
春のヒット作たちもまだまだ健闘中!
3位に後退した『名探偵コナン ゼロの執行人』は、累計では動員602万人、興収78億円を記録し人気は健在。しかし、劇場によっては上映終了を告知する施設も出てきており、「降谷零(安室透)を100億の男にしようの会」の目標達成は微妙なところか?一方、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は11位に。しかし累計興収は36億円を突破し、『アベンジャーズ』(12)を超えて、日本でのマーベル・シネマティック・ユニバース史上No.1の記録を達成した。
ちなみに先週12位でランク外に落ちた『さらば青春、されど青春。』は8位でトップ10圏内にカムバック。シネマサンシャイングループでは2位、ユナイテッド・シネマグループでは4位とするなど、こちらも根強い人気を保持している。
文/トライワークス
1位 デッドプール2
2位 50回目のファーストキス
3位 名探偵コナン ゼロの執行人
4位 妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII
5位 ピーターラビット
6位 OVER DRIVE
7位 恋は雨上がりのように
8位 さらば青春、されど青春。
9位 友罪
10位 のみとり侍
※興行通信社調べ