W主題歌をHYDE、あいみょんが担当!『音量を上げろタコ!』を14組のアーティストが彩る
阿部サダヲが主演、吉岡里帆がヒロインを務め、主人公のカリスマ・ロックスターをめぐってハイテンション・コメディをくり広げる『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』が10月12日(金)に公開となる。このたび、本作を彩る数々の楽曲を手掛けた豪華アーティスト陣が明らかとなった。
驚異の歌声を持つ世界的ロックスターのシン(阿部サダヲ)と、声が小さすぎるストリートミュージシャンのふうか(吉岡里帆)。正反対の2人は偶然出会い、シンの驚異の歌声は“声帯ドーピング”によるものだという秘密をふうかは知ってしまう。 しかし、シンの喉は声帯ドーピングのやりすぎに崩壊寸前。さらにはシンの歌声をめぐって、2人は何者かに追われるようになっていく。
今回明らかとなったW主題歌のうちの1曲、主人公・シンが歌う「人類滅亡の歓び」を作曲したのはL'Arc-en-CielのHYDE。本作への楽曲提供についてHYDEは「監督のイメージを具現化していったら恐ろしい曲になりました(笑)」と明かし「シンとの共通項も多く、時期的にもお互いパクったわけではないのですが、シンと僕のアー写がそっくりだったので驚きました。僕はドーピングしてませんよ!」と冗談交じりにコメント。
同曲の作詞を担当した、いしわたり淳治も「『声帯をドーピングしてとんでもない声を出すカリスマ的ロックスターの歌詞なんですけど…』なんていう言葉で笑いながら始まる打ち合わせは、おそらくこの先の人生でも2度とないでしょう」と制作を振り返る。
一方、ヒロイン・ふうかの歌う主題歌「体の芯からまだ燃えているんだ」の作詞、作曲を手掛けたのは、いま話題の新星シンガーソングライター・あいみょん。「あの日聴いた音や声、見たもの全てが今日の自分に語りかけてくるように、体の芯を燃やす感覚をいつになっても忘れたくないです。テンションを上げて行こう!」と楽曲に込めた思いを語った。
また、本作の挿入歌にも豪華アーティストが集結。人気バンドnever young beachの安部勇磨は挿入歌「夏風邪が治らなくて」を作詞、作曲し、演奏にバンドでも参加している。今年7月での”完結”を発表しているチャットモンチーの橋本絵莉子も、挿入歌「まだ死にたくない」「ゆめのな」の作詞、作曲を手掛けた。その他、グループ魂のギター、富澤タク、八十八ヶ所巡礼、THIS IS JAPANら総勢14組のアーティストが本作の楽曲に関わっているという。
この豪華アーティストたちに対して、監督・脚本を務めた三木聡は「この作品の音楽を最強のメンバーでやれたことは、本作をやってよかったと思えることのひとつです」と語り、「ちょっとしたフェス状態で心も体も震えます」と興奮気味。
人気アーティストによる極上のサウンドに期待が高まる本作。阿部、吉岡は彼らが手掛けたW主題歌をどのように歌い上げるのか?俳優陣の演技だけでなく、本作では楽曲がストーリーを盛り上げるエッセンスのひとつであることは間違いないようだ。