細田守監督が上白石萌歌を絶賛!上白石も「監督の作品がいつも人生観を変えてくれる」と感激
『バケモノの子』(15)の細田守監督最新作『未来のミライ』(7月20日公開)のジャパンプレミアが、6月25日に東京国際フォーラムで開催。声優を務めた上白石萌歌、黒木華、星野源、麻生久美子と細田監督が舞台挨拶に登壇した。細田監督は、主人公である4歳の男の子くんちゃん役をオーディションで勝ち取った上白石について「すばらしい出会いでした」と語ったあと、ほかのキャストについても絶賛した。
細田監督は上白石について「4歳の男の子を、こんなにかわいくて、背も高い人がやるとは思ってもいませんでした。アニメーションの伝統で、30歳、40歳の大人の人がやると思っていたので、自分でもびっくりしました。それくらい違和感なく見えると思います」と称えた。
上白石は「細田監督と一緒に取材を受けていると泣きそうになるくらいほめていただいて。私はまだ夢の途中ではあるんですが、すごく温かい言葉で背中を押してもらえる。私も監督のことが大好きで、監督の作品が、私の人生観を毎回変えてくださっているので、こういう形でご一緒できてすごく光栄です」と恐縮した。
今回3度目のタッグとなる黒木については「『おおかみこどもの雨と雪』(12)で初めてお会いしましたが、6年経っても初々しさを失わず、本当にすばらしい」と褒め称えると、黒木は「恐縮です。さらにまた頑張らなきゃなと、帯を締め直してる感じです」と照れながらコメント。
初タッグとなった星野源については「おとうさん役を魅力的に楽しく演じてくださった。おとうさんってこういう人だったんだと発見することが多かったです」と、3度目となった麻生については「やさしい感じが随所に出ていて、台詞以上のものが声に盛り込まれている」と賛辞を送った。
『未来のミライ』の主人公は、妹が生まれたばかりである4歳の少年・くんちゃん(上白石萌歌)。ある日、彼の前に、未来からやって来た妹のミライちゃん(黒木華)が現れ、そこから時を越えたくんちゃんの冒険が始まる。
取材・文/山崎 伸子