1989年の高校生を演じる注目の美少女・越後はる香「当時、高校生だった母親から話を聞きました」
現代に生きる30代のOLがバブル時代にタイムスリップし、過去の出来事を変えようとする異色の映画『明日にかける橋 1989年の想い出』(6月30日公開)。鈴木杏演じる主人公みゆきの少女時代を演じるのが、本作で映画デビューを果たした17歳の新鋭・越後はる香。つい先日、生まれ育った関西から上京してきたばかりというフレッシュな魅力あふれる彼女に初演技についてや今後の抱負などを聞いた。
今年放送されたドラマ「FINAL CUT」(フジテレビ系)や「イノセント・デイズ」(WOWOW)などにも出演していた彼女。ただ、撮影自体は『明日にかける橋~』が先で、女優としての初仕事だったそう。「初めてのことばかりだったので、戸惑いはありましたが、監督さんをはじめ、スタッフの方や共演の方たちが優しくしてくれて、温かい雰囲気でした」と緊張はしなかったという。
尾崎豊さんのCDを聴いたりしました
1989年が舞台ということもあり、劇中にはウォークマンやラジカセといった懐かしのアイテムが数多く登場する。そんな当時の高校生を演じるにあたり、監督から宿題として渡されたのは当時流行っていたCDや化粧品のCMなどが入ったDVD。「尾崎豊さんのCDを聴きました。今回演じた役のように母親が1989年当時高校生だったのでいろいろ話を聞いて参考にしました」とお母さんが役づくりの手助けをしてくれたそうだ。
現代に生きるみゆきは、弟が事故死する前に言った“死んじゃえ”という心ない言葉を悔やんでいて、また、弟を失ったことで母親の様子がおかしくなってしまったこともあり、過去に戻って悲劇的な未来を変えようとする。もし、過去に戻れるなら戻ってみたいですか?という質問には、「過去に戻りたいとは思わないし、未来も見たくないですね。だって、先のことを知ったら面白くないじゃないですか?」というのが17歳の偽らざる意見のようだ。