ジェニファー・ビールスがゲイリー・オールドマンに虐待される美しき熟女役!
アカデミー賞俳優デンゼル・ワシントンの殺陣のアクションが話題の『ザ・ウォーカー』(6月19日公開)で、村の性悪独裁者カーネギー役を怪演しているゲイリー・オールドマン。そんなカーネギーが虐待する情婦クローディア役で、『フラッシュダンス』(83)の往年の人気女優ジェニファー・ビールスが熟女ならではの魅力を発揮している。
舞台は、戦争で文明が崩壊したアメリカ大陸。デンゼル扮するウォーカーと呼ばれる男が、カーネギーが独裁者として君臨する街を訪れる。そこで、ウォーカーに襲いかかった部下たちを彼が一瞬にして倒したのを目にしたカーネギーが、その腕前を買って宿の提供を申し出る。
ジェニファー・ビールス扮するクローディアは、カーネギーと共に暮らす盲目の情婦だ。近年は海外ドラマ「Lの世界」で再度脚光を浴びたジェニファーだが、時を経てもなおみずみずしく清らかなたたずまいはさすがだ。劇中では、カーネギーの機嫌を少しでも損ねると、髪を引っ張られたり、暴力をふるわれたりと散々な目に遭わされるが、苦痛にゆがむ表情もぞくっとするほど美しい。
なお、『ザ・ウォーカー』の女優でいえば、クローディアの娘ソラーラに扮したミラ・クニスも、ポスト・アンジェリーナ・ジョリーと騒がれている美人女優。デンゼルやゲイリーの熱演はもとより、女優陣の美の競演もかなり見応えがある。
また、本作のメガホンをとったヒューズ兄弟は、『マトリックス』のウォシャウスキー兄弟の後継者との呼び声が高く、大友克洋原作「AKIRA」実写映画化の監督候補としても一躍脚光を浴びているホットな存在だ。スタイリッシュでキレのいいアクションはもとより、最後には熱い感動を呼び起こす『ザ・ウォーカー』は、いろんな意味で見応えのある重厚な意欲作に仕上がっている。【Movie Walker/山崎伸子】