綾野剛、村上淳に“股間の香り”を暴露されて大爆笑!「夏を告げる石鹸のよう」

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綾野剛、村上淳に“股間の香り”を暴露されて大爆笑!「夏を告げる石鹸のよう」

町田康の同名小説を綾野剛主演で映画化した『パンク侍、斬られて候』の初日舞台挨拶が6月30日に丸の内TOEIで開催され、綾野剛、北川景子、東出昌大、染谷将太、浅野忠信、永瀬正敏、村上淳、若葉竜也、渋川清彦、國村隼、脚本の宮藤官九郎、石井岳龍監督の総勢13名がズラリと登壇。村上から“股間の香り”を暴露された綾野が「おかしいでしょ!」とツッコミつつ、大爆笑した。

本作は自らを“超人的刺客”と表す浪人・掛十之進が、前代未聞のハッタリ合戦に参戦していく姿を描く予測不能な大活劇。昨日(29日)早くも梅雨明けした関東はこの日も朝から暑さに見舞われたが、ステージでは暑さを吹き飛ばすべく、巨大“パンク氷”で初日をお祝い。綾野も興味津々の様子で氷に触り、涼しさを堪能していた。

個性的すぎるキャラクターが織りなす破天荒な物語が完成したが、綾野は「この映画は革命だと思っています」とコメント。「我々は、現実の世界ではできないことを映画を通して表現している。だからこそ『スクリーンからはみ出るようなことをしていけばいいんだ』という思いに結実した」と刺激を受けることも多かったようで、「役者としても、また1回、生まれ直したような感じがある」と力強く語っていた。

豪華キャストがぶっ飛んだ役柄を演じていることでも話題の本作。「まともな人間はひとりもいません!」と共演者陣を見渡した綾野は「大変でした。諸先輩方がめちゃくちゃしてくださる」と言いつつも、なんとも楽しそうな笑顔。セリフのない役のはずである浅野もアドリブを連発したそうで、いきなりタックルを仕掛けたり、一度は「剛くん」と綾野の名前を口に出すひと幕もあったそう。

また村上と綾野は、対決していたはずが、なぜか“股間の嗅ぎ合い”に発展するシーンを演じているが、村上は「剛くんの股間がすごくいい匂い。夏を告げる石鹸のよう」と暴露して会場も大爆笑。綾野が「おかしいでしょ!」と突っ込むなか、村上は「素に戻ってしまう。止めてもらっていいですか」とあまりにいい匂いのために撮影を止めたことを明かして、さらに観客を笑わせていた。

それぞれがパワーを炸裂させる現場は「カオス状態」だった綾野。「でも向かうベクトル、ゴールは一緒。どういう道で、ゴールにたどり着くのか。その道はそれぞれあっていいと改めて思えた」と充実感いっぱいの笑顔を見せていた。

取材・文/成田 おり枝

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