渋谷で史上最大の”ミッション”発令!イーサンさながらスパイになりきってみた
トム・クルーズ主演の人気スパイアクションシリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』が8月3日(金)より公開される。それに先駆けて、7月13日(金)「イーサン・ハントの日」に、渋谷の街を舞台にした世界初の音声ARスパイゲームイベント“渋谷フォールアウト”が開催されたので、記者も実際に体験してきた!
シリーズ第1作目の日本での公開日が1996年7月13日だったことを記念して制定された、7月13日の「イーサン・ハントの日」。この記念すべき日に、渋谷の街で、映画さながらの“不可能なミッション”が発令された!
イベント“渋谷フォールアウト”は、総勢450名の一般参加者が、イーサン・ハント(トム・クルーズ)ら所属の米国諜報機関特殊作戦部IMF極東支部の諜報員となって、渋谷の街でミッションを遂行する体験型ゲームイベント。
スパイに扮した参加者は、専用端末から発信される指示に従ってストーリーを進めながら、敵の目をかい潜り、渋谷の街に設置された全ての時限装置を制限時間内に解除することに挑戦していく。
ゲームのベースとなるのは、現在注目を集める「音声AR」技術。今回は渋谷区観光協会が全面協力し、街中に約200個ものBeacon(※低消費電力の距離無線技術を活用した信号発信機で、信号を数秒に一回半径数メートル範囲に発信)を設置。史上最大の音声ARを駆使したリアルゲームイベントを実現した。
初めに専用端末とイヤホン、衣装とサングラスを渡されたので記者も装着。イーサン・ハント気分の約1時間のミッションがスタートした。主催者曰く「専用端末とイヤホンから随時指示が送られてくるので、それに従いながら渋谷の街を歩いていけばいい」とのことだ。
端末には地図が表示されており、自分の現在地と、敵に仕掛けられた“時限装置”の場所が分かるようになっていた。参加者が“時限装置”に端末を近づけると解除できるらしく、開始早々、次々と解除されていく様子が伝わってくる。そんななか、「自分も早く装置を見つけて解除したい!諜報員として役に立ちたい!」と焦る記者。
しかし、“時限装置”に近づく度に、「傭兵が近くにいるから注意するように」と鳴る警告音。ビビッてなかなか装置に近づけないうえに、それらしい場所にきてもなかなかその物体が見当たらない。後でほかの参加者に聞いてみたところ、「いくつか解除しましたが、なかなか見つからなくて難しかったですよ!」「看板の下とか分かりにくいところに隠されていました!」とのこと。さらに装置は渋谷の街全体と、広範囲に隠されており、思ったより手の込んだ内容だった。
ラストは、スクランブル交差点の側にあった箱の中に新たに隠されたという“時限装置”を「解除するように」と指示がきて、参加者一同が1か所に集結。一斉に端末をかざしたのだが、画面には「MISSION FAILED(ミッション失敗)」の文字が出てきてしまった。街中の装置を全部解除しておかないと、最後の“時限装置”も解除できないのだそうだ。参加者たちは一様に残念そうな表情を見せていたが、映画同様、最後までハラハラ・ドキドキできるイベントだった。
ちなみに『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』は、全世界累計興収3000億円以上(※1ドル=109円換算)という大人気アクション映画『ミッション:インポッシブル』シリーズの第6弾!今回は、何者かが複数のプルトニウムを強奪する事件が発生し、イーサン・ハントとIMFのチームは、“同時核爆発を未然に阻止せよ”とのミッションを命じられる。
取材・文/平井あゆみ