【経緯まとめ】『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』キャストが、監督の解雇に抗議の声明!
ファンの皆さんと友人たちへ
私達はジェームズ・ガン監督を全力で支持します。皆、先週起きた彼の突然の解雇にショックを受け、考え、祈り、聞き、話し合うために意図的に声明を発表するのを10日間待つことにしました。その間、第3作の監督としてジェームズを再雇用して欲しいというファンやメディアの支持に勇気づけられ、同時に彼を取り巻く謀略を簡単に信じ、だまされた人々に落胆もしました。
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズに参加できたことは、私達にとって光栄な経験です。このような時にジェームズに対する私達の愛、サポート、感謝を示さずにはいられません。私達は彼の過去のジョークを援護しているのではありません。ただ「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」第1作と第2作の撮影を通して何年にも渡りジェームズ・ガン監督と過ごした、私達の経験を共有したいのです。解雇された後に彼が見せた人間性は、私達が撮影現場で知る彼の本質そのものです。問題になっている数年前のツイートに対して謝った言葉も、私達が愛し、信頼する彼の心の底からの謝罪であると信じています。社会のはみ出し者たちが償いを見つけるこの映画のストーリーを伝えるにあたり、私達俳優を配役してくれたおかげで、私達の人生は永遠に変わりました。「償い」というテーマは、現代社会で未だかつてないほどとても重要な意味を成していると信じています。
私達は皆、友人であるジェームズと再び将来仕事をすることを心待ちにしています。彼の物語は終わっていません、絶対に。
世論には、法の適正手続きがほとんど適用されません。善人がこのように公の意見で私裁にかけられるのは、ジェームズだけではないでしょう。政治や社会問題においてこの国の世論が分裂している現状を考慮すると、きっとまたこのような出来事は起きると言えます。しかし、どのような政治的信念があろうとも、特定の人物を、世間が寄ってたかって中傷や攻撃することはなくなって欲しいと願っています。
今回の1件が、私達全員にとって、インターネット上で記す言葉には自分と周囲の人々に多大な責任があるのだという、理解につながる例になればいいと願っています。社会全体がこの経験から学び、今後自己表現をするうえで、まず深く考えてからにすることです。そう学ぶことは、互いを傷つけ合うのではなく、助け合い、癒す力となるかもしれません。時間を割いて読んで戴き、ありがとうございました。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのガーディアンズ一同
LA在住/小池かおる