埼玉ディスも完全再現!『翔んで埼玉』特報&ヴィジュアルがついに完成
「パタリロ!」などで知られる魔夜峰央が80年代前半に発表し、2015年に人気番組「月曜から夜ふかし」で取り上げられたことからネット上を中心に大きな話題を集めた“埼玉ディス”コミックを映画化した『翔んで埼玉』の公開日が2019年2月22日(金)に決定。このたび本作のティザービジュアルと特報映像が解禁された。
ヴェネチア国際映画祭の新人賞にあたるマルチェロ・マストロヤンニ賞を皮切りに、数多くの受賞歴を持つ演技派女優・二階堂ふみと、ハリウッド映画『BUNRAKU』(10)など俳優としても活躍するGACKTをダブル主演に迎えた本作は、花の都・東京にある名門校・白鵬堂学院に転入してきた隠れ埼玉県人の麻実麗と、東京都知事に息子で学院の生徒会長・壇ノ浦百美が織りなす愛と革命の物語。
まるでハリウッド大作を彷彿させるスケール感たっぷりの冒頭から始まる特報映像では、絢爛豪華な白鵬堂学院の様子から一転、トンネルの中で機動隊と揉み合う埼玉県人の物々しい姿が映しだされる。そして「埼玉なんて言ってるだけで口が埼玉になるわ!」や「埼玉県人にはそこらへんの草でも食わせておけ!」など原作の名ゼリフが次々に登場。
圧倒的な原作再現度で大ヒットを記録した「テルマエ・ロマエ」シリーズの武内英樹監督が手がける本作は、原作の世界観から造形のみならず、劇中に登場する“埼玉ディス描写”をも徹底的に再現。それだけに、絵画調のティザービジュアルでは「埼玉の皆様、映画化してゴメンなさい」という言葉とともに、二階堂演じる百美とGACKT演じる麗の2人が人口730万人の埼玉県民に向けて深々と謝罪するまさかのデザインに。
特報映像の最後では、魔夜峰央の代表作「パタリロ!」の舞台版と映画版で主演を務める加藤諒が出演していることが明らかになるが、他のキャストの詳細についてはまだ明らかになっておらず。また、原作コミックが未完なだけにストーリーの詳細にも大きな注目が集まる。続報を心して待ちたい。
文/久保田 和馬