木村文乃や尾野真千子らが浴衣姿で舞台挨拶。木村に褒められた尾野がハニカミ笑顔

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木村文乃や尾野真千子らが浴衣姿で舞台挨拶。木村に褒められた尾野がハニカミ笑顔

『メアリと魔女の花』(17)のスタジオポノックによる短編アニメーション制作レーベル「ポノック短編劇場」の第1弾『ちいさな英雄 -カニとタマゴと透明人間-』(公開中)の公開記念舞台挨拶イベントが8月25日にTOHOシネマズ日比谷で開催。本作で声優を務めた木村文乃、鈴木梨央、尾野真千子らが浴衣姿で登壇し、米林宏昌監督、百瀬義行監督、山下明彦監督と共に撮影裏話を明かした。

3作の短編からなる本作。冒険ファンタジー『カニーニとカニーノ』を手掛けた米林監督は、実際にカニを飼っているそうで「奥多摩で捕まえてきて、“フタコ”という名前にしました。2回脱皮して、いまも元気にスタジオで暮らしてます」と言うと、木村は「2回ですか!」とうれしそうに驚く。

木村と鈴木は『カニーニとカニーノ』で、尾野は百瀬監督による母と少年の愛と感動のドラマ『サムライエッグ』で声優を務めた。他の作品でやってみたい役柄について尋ねられると、尾野は、見えない男の孤独を描く山下監督作『透明人間』の透明人間役をチョイスし「田中泯さんが目をつむって挑まれたと聞いて、そういうやり方もあるの?と思ったので」と興味津々だった。

木村は『サムライエッグ』で尾野が演じたママ役を選び「尾野さんはもともと好きな女優さん」と笑顔で言うと、尾野はうれしそうに照れる。「明るくてカラカラッとした方の良さがあって。関西弁、岸和田弁も初めて聞きました」。

褒められた尾野は「恥ずかしい。近くで褒められるとうれしいけど、恥ずかしいから、あとでお礼を言います」とハニかむ。

鈴木も「透明人間」と答え「いままで観たことがないような斬新なストーリーで、何度も観ることによって感じ方や捉え方が変わってくるから、また観たいなと」と言うと、山下監督は「ありがとうございます。敢えて難解にしたんです。ねらいどおり」と大喜びした。

取材・文/山崎 伸子

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